なんだか言い訳のようになってしまうお話しなんですが、
だいぶ前から「もう文字だけの時代じゃないのかもなあ」と思うようになっていました。
それこそ「ラッパの吹き方」というブログを書き始めた2008年頃というのは、インターネットが「使う人は使うし、使わない人は使わない」が別れていた時代だったと思います。
ですから、トランペットの情報をインターネットで(しかも無料で)流し続ける僕のような人はほとんどいなくて、まあいろいろ言われましたよ当時は。営業妨害だとか、インターネット「なんか」にウンヌンとか。
だけど、それだけ反応もあって読んでくださる方も多かったように感じますが、ここ数年は、文字として書いている意味がどのくらいあるのかな?と感じるくらい当時のアクセス数とは比較にならない少なさです。
もちろん一概に文章を読む人がいないわけではなく、"note"などの安定した人気もありますから、結局のところ僕の書く文章や、内容、その他全体的な印象や企画の持って行き方など総合的に見て飽きられているんだろうな、という気は以前からしていました。ツイッターのbotで運営している「記事紹介」も同様。
ではどうしようかな、と、ずーっと考えていて...考えているんじゃなくてわかってるんですよ。ずーーーーっと見て見ぬふりをしていた「動画」に手を出さなければならないんだろうな、ということを。
最近は動画で自分の演奏をとても良い形で紹介する奏者さんが増えてきました。「正しく」と言ってしまうことが正しいのかわかりませんが、明らかにこれまでの「演奏してみた動画」のようなインターネットだけに存在する世界ではなく、実際にホールなどで演奏されているプレイヤーが動画「にも」出現してきている流れに変わってきました。コロナの影響も大きいのでしょう。だから見ていても違和感が全然ないどころか素晴らしい。
じゃあ自分ができることってなんだろうと考えた時、やはり「ラッパの吹き方」のような奏法とか音楽に関するアドバイスのほうが流れとしても絶対良いと思ったので、昨年末くらいから企画し、内容を書き出して整理し、少しずつ録画をして、慣れない動画編集をして...なんてことを水面下でやってきていたんですね。
今度ちゃんと発表しますが、こんな感じです。
ちょっとこれかわいくないですか?フリー素材を拝借して、ドット文字ダウンロードして作ってみました。
実際出てくる人はかわいくないんですけどね。
で、やっと少し完成してきたなー、と思ったらTwitterで衝撃的なものを見てしまいました。朝日新聞さんが始める「コジンレン」という企画。
ロングトーンって何を意識して練習すればいいのか、、難しいですよね🤔
— コジンレン(β版)/ 朝日新聞社 (@kojinren) February 20, 2021
考えると奥が深いロングトーンについて安藤先生(@anchantp)が解説しています!✏️
本編の動画をチェックして、ロングトーンの目的について勉強しましょう!!😊 pic.twitter.com/p4tGIYvWgs
コジンレンは東京佼成ウインドのみなさんが出ていらっしゃるようで、東京音大でお世話になっているクラリネットの原浩介先生も出演されています。
それにしても、、、こ、これはそっくりすぎる...。
これ、パワーバランス的にも絶対僕がパクった、と言われますよね。断言しますが「コジンレン」の存在はTwitterで公開されて初めて知り、僕はそれよりも前から作っていたわけなので、パクってないですよ原先生!←名指し
唯一の強みは、僕がこれから用意しようとしている動画は400くらいあるということです(リスト的には)。多分違う内容で3,4年くらいは公開し続けられるのではないか、と考えています。ひとつ気がかりなのは、その頃に公開する動画の内容が今の僕の考え方と変わってしまうことと、そんなに先のデータ今作って、その時にシステム的に対応できているのかという点。なので、公開する順番や内容は考えていかなければならないとは思っていますし、今の段階で200個も300個も作ってしまうのは、もしかすると無駄になってしまうかもしれない。
ともかく、今はもう動画が主体の時代になっていますから、自分自身も変化して、対応していかなければとは常に思っている次第です。
パクってないよ!
荻原明(おぎわらあきら)
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