気づけば大晦日。歳をとると1年はあっという間です。
今年も前半はコロナの騒動で予定通りにならないことが多くてストレスフルな生活が続いていましたが、少しずつ落ち着いてきて演奏会もできるようになったし、聴きに行けるようになったし、外食も少しできるようになったのが良かったな、と思えることですが、よくよく考えてみれば、コロナ騒ぎが起こる前まではそんなことは当たり前だったわけで、そうした日常がとてもありがたいものだったと改めて感じることができたきっかけがコロナなのは解せない感があります。
コロナと言えば、人の闇が露呈し被害を被る経験もしました。今までのようには仕事ができなくなって息苦しい部分ができてしまい、面倒です。でも、コロナがなかったとしてもいずれはその人たちの闇はどこかで露呈していたのだろう、と思えば遅かれ早かれ同じことが起きていたのかもしれないと諦めています。
一方、東京音大の吹奏楽アカデミー専攻では、念願のトランペットの学生が入学してくれたのは大変心強かったですし、今まで以上にやりがいがある年でした。昨年度までは吹奏楽の合奏は基本的に僕がひとりで演奏していたので、それはそれは大変だったわけで、やはり複数で演奏するほうが楽しいですし、課題もたくさん出てきます。まだまだ成長途中の1年生ですが、少しずつ経験を積んで来年は今よりも頼もしくなってくれることを期待します。来年度になればトランペットに新1年生も入る予定ですので、さらに賑やかになることでしょう。
正直、今年は試行錯誤を繰り返し、今まで以上に様々な企画を立てたり、新しいことにチャレンジしたものの、思ったような成果が出ませんでした。どうしたら良いか、方向性を確かめてみたいとは思うのですが、今の自分に最も不足しているのはそのための時間。1日80時間くらいあれば、と思う毎日です。
来年はもう少し効率的に形にできるスピードスキルを手に入れたいと思います。
「ハイノート本」もネット上に掲載した頃と今では考え方や言い回しが大幅に変わっているために一旦白紙にして構成から練り直しました。どうやったら効率的にポイントを押さえた内容にできるかを試行錯誤して原稿を進めています。ハイノート本、来年こそは形にしたいと考えています。なかなか進まずに本当に申し訳ありません。
大晦日ではありますが、今日は音楽教室で他のクラスのレッスンがなく全日使わせてもらえるので、引きこもって制作作業と練習、メンテナンスなどに充てます。これからいってきます。
とりとめのない文章になってしまいましたが、皆様今年もありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
荻原明(おぎわらあきら)
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