先日iPhoneXに機種変更したとき、店員さんに契約書のペーパーレス化を推進しているので詳細はネットで、と言われまして、こちらとしてもその方が読むか読まないかわからない何枚もの紙をどっさり渡されても困るのでありがたいです。
契約書のサインだけでなく、カードの支払いも最近は電子署名が多くなりましたね。
美容師さんも、最近はタブレットで雑誌を提供することが多くなったけど、ウチの店はご年配のお客様も多いから戸惑わせてしまうのでやらないのよー。なんて言ってました。
美容院というと山積みの雑誌のイメージがありますが、それも次第になくなるんでしょうね。
ただ、音楽…特にクラシック音楽の世界は一向にペーパーレス化が進んでいません。オーケストラのコンサートに行けば大量の袋詰めフライヤーを配布していたり、プログラムを受け取れば、冊子よりも多い宣伝の枚数が挟まれていたり。
あれ、ぶっちゃけ見てます?
僕は申し訳ないけど、大量のフライヤーは重いだけなので受け取りませんし、プログラムに挟まってるやつはパラララ…とめくって終わり。折ってカバンにポイして帰宅してすぐゴミ箱にポイ。
はっきり言ってあの挟み込みフライヤーを見てコンサートに行ったことありません。ちゃんと見てないから把握してないってのもあるけど。
それって、コンサートに興味がないんじゃなくて、フライヤーをいちいち見るのが面倒なんですよね。重いし、第一、目に止まらないし。
デザインで言うと、ライブハウスでやってるロック系のフライヤーってなんで英語オンリーだったりするんですかね?
デザイン性を追求しているのかもしれないけど、フライヤーの最大の目的は伝えることなので、本末転倒だと思うんです。読みにくかったら読まないし、読まれなきゃ行かないでしょう。
話が逸れましたが、ペーパーレス化が進む今、コンサートの宣伝を紙媒体でするのもそろそろ時代遅れになるんじゃないかと思います。
実際に、以前トランペット講習会のフライヤーを大量に印刷したことがあります。
沢山配ろうと全国の吹奏楽部とか、考えつくところに郵送代すごい負担して送りまくったんですが、結局それを見ていらしてくださった方は多分ゼロです。全くアクションがない。
じゃあ講習会は閑古鳥が鳴いたかといえばそんなことはなく、全20回以上の全ての開催が実現しました。その方のほとんどはネットでの告知をご覧になった方。
郵送代とその作業時間が勿体なさすぎた。もうやらない。
新聞の折り込み広告なんてもってのほか。あんなのにお金払うんだったらもっともっと効率的なことが沢山できます。
今の時代、絶対的にネットのほうが効率良いんです。
街中でビラ配りしている人を見ていても思います。あんな寒い中何時間も、誰からも相手にされず、受け取ったってすぐ捨てられるとわかっているものを配り続ける超絶非効率なあの行為に賃金が支払われているなんて。そんなことするくらいなら、あの人たちに同じ時間を使ってインターネットを駆使してもらい、充実したホームページを作ったり、SNSでキレイな写真とか楽しい話題をどんどん拡散したほうがどれだけ宣伝になるんだろうか、と。
ビラ配りしてるお店とかのホームページって、更新してないこと多い気がします。
どんなことも時代に合わせた効率的な方法があるはずです。
どんどん変えていかなきゃ。
荻原明(おぎわらあきら)
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