『Wind instrument』というのはすてきな言い方です。どうしてこれが日本語になると『管楽器』なんでしょうね…。風の楽器。風が流れて音になる楽器です。管楽器はどうやって音が出るんでしょうか。リードやくちびるが振動して?いやいやその前に、息が流れて音になる。息が鳴るんです。
— 福見吉朗 (@fukurou293) June 14, 2018
福見氏のツイートを引用させていただいてばかりですいません。
これ、僕もずっと思っていました。管楽器のこと「Wind」って言うの素敵だな、と。
日本語は、物体の形状や用途を直接名前にすることが多いのですが、英語はイメージから名前が生まれていることが多いのでしょうか。英語全然わからないけど。
管楽器の間ではよく使われる「アンブシュア」と言う言葉も、元々はフランス語の"embouchure(アンブシュール)"から来ています。これも語源は「河口」とか「谷から平地に開けるところ」の意味を持っています。そう考えると口のまわりの筋肉で唇を強くつむって閉鎖的なセッティングのイメージから解放される気がしませんか?
なんとなく外国語のほうがポジティブな印象を持ちますが、その象徴的とも言えるのが
「老眼鏡」
昨日も話題にしました。爪切り時の必需品、老眼鏡。
なんだよ『老』眼て。ええ、ええ、もうジジイですよ。視力落ちてますよ。カーーッ!
ほら、「老眼」なんて名前つけるから卑屈になっちゃったじゃないか。ネーミングからネガティブになっちゃったじゃないか。日本語って棘がある。
じゃあ英語で老眼鏡って何て言うかご存知ですか?
"Reading Glasses"
なんだこの違い。年寄りの匂いが全然しないぞ!
そうだ!読むためのメガネなんだ!ただそれだけ!僕は字を読みたいんだ!知識を吸収したいんだ!スコアを美しく作りたいんだ!深爪したくないだけなんだ!
なんとマエムキ!
英語万歳。
それはそうと、このリーディンググラスは(もう老眼鏡って言わない)、昨年マッキーこと槇原敬之さんのライブのグッズだったものです。ライブグッズに老眼...リーディンググラスが売ってるところからして、お客さんの年齢層がよくわかりますが。思わず買ってしまいました。
まん丸。似合うとか似合わないとかじゃなくて、純粋に老g...視力が最近落ちてきて、近いものが見えなくなってきたなーと感じていたことと、ライブグッズに偶然用意されていたタイミングだけで書いました。
でね、かけてみてわかったんですが、
大江健三郎さんクリソツ。
大江健三郎 荻原明(おぎわらあきら)
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