あたたたたたたたたたたっ!
久しぶりに北斗の拳のアニメを観たらコミックが欲しくなってしまいまして。
アマゾンで格安セットを発見して購入。
学生の頃、ブックオフの個人経営みたいなお店でバイトをしていたことがあります。
ヤクザな社員しかいないお店に、万引きを繰り返すヤンキー少年と有名アーティストのCD発売日当日にありえない数の新品アルバムを大量に売ってくる絶対カタギじゃないおにいさんばかりが来るお店でした。
万引き少年を社員が捕まえるとバックヤードに連れていき、警察にバレないレベルでぶん殴られた衝撃で山のように積み上がったコミックが少年になだれ落ちる暴行を繰り広げていたあのお店は今もあるのだろうか。
僕も中段蹴りとか普通に受けていましたが、今の時代だったら大騒ぎでしょうね。
社会の闇みたいなものに少し触れられて楽しいひとときでした。
バイトしてたことすっかり忘れてたのに、このビニールでひと束にまとめられた北斗の拳を見てそんなことを思い出しました。
コミックをビニールでひとまとめにするの、結構難しいんです。
強くやると本が痛むし、張力が強すぎで曲がってしまいます。だからと言ってゆるくすると持ち上げたときにビニールの中で本が遊んでしまいグチャグチャに。
届いた北斗の拳はそのどちらでもない絶妙な加減で梱包されているので、作った人はかなりの玄人と見た。
まだこれは文庫サイズ15冊なのでやりやすいとは思うのですが、よくあるジャンプとかマガジンのコミックサイズで、しかも45冊とかになると本当に難しいんです。
失敗するたびにヤクザな店員に蹴られて、ようやく作れるようになったので、このバイトは辞めました。
今度実家に帰ることがあったらお店が残っているか見にいってみよう。
荻原明(おぎわらあきら)
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