パソコンを使うようになったときに作ったメールアドレスを未だ使い続け、気がつけば20年以上が経過しているのですが、ここまで来るとどこからどのような経緯で知られたのかわかりませんが、迷惑メールの数が半端ない。
1日に100件くらいは当たり前のように届く。その中から本当に必要なものを見つけるその作業にも慣れてしまいましたが、本当はそんな時間がないほうが良いのは当然ですが、どこのどなたまでこのアドレスをお伝えしているのかすらわからなくなってしまったため、何となく腰が重くなっていく一方です。
さてそんな迷惑メールですが結構面白くて、例えば年末年始になるとウソのように届かなくなります。ああ、迷惑メールを送っている人も今日は実家でこたつに入って両親と年越し蕎麦でも食べているのかなあ、とか思うと何だかほっこりするし、結構世の中のうごきに反映されています。
こういうのってPCが管理、送信しているとは思いますが、本文を作っているのも、アクセスはしたことがないけれどその先にある詐欺サイトを作っているのは人間なのでしょうから人間味を感じます。
世の中が平和なときに来るメールはゲスなものが多いのですが、最近はそういうのが全然来なくなり、ほぼ全てお金関係。「あなたの口座残高が183万円ずつ増えていく」とか「その1万円が60日後には月収250万円となって受け取れます」とか、聞いたことない証券会社やトレーディング、FX、投資、マネジメント...世の中の情勢を反映しています。
ということは、迷惑メールを統括しているところがあるってことかな?
それにしてもアマゾンとかAppleとか大手銀行とかのオフィシャルから送ってきてるように見せかけるなら、もっと極限までデザインを真似るとか、日本語を勉強するとか(絶対中国語をグーグル翻訳しただけ)、そういう努力をなぜしないのだろうと思うのです。ニセモノだってすぐわかるじゃないか。
なんだか不思議な世界だなあ。
荻原明(おぎわらあきら)
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