コルネット買いました!
これまで使っていたコルネットは20年ほど前に購入した楽器で、決して質が悪いわけではないのですが、結構な期間使っておらず、3年前に東京音大吹奏楽アカデミーの講師になったら途端にコルネット需要が増えたことで、いろいろ思うことが多くなりずっと考えていました。
調べてみてわかったのが、コルネットって管楽器専門店でも取り扱いが異常に少ないということ。問い合わせた楽器屋さんによっては現時点で1台も在庫がないと。え、そんなに需要がないの?
でも学校でも個人でもコルネットを持っている人って結構いるイメージなのですが、どういうことなのだろう?といろいろ問い合わせたり相談して、これだけの数をご用意していただけるお店で選定をさせていただきました。
ひとつの目的としては、ずっと気になっているBach(バック)のコルネットを試奏したかったんです。Bachはトランペットこそどこのお店に言ってもたくさん置いてあるのに、コルネットになると実は一度も見たことがありませんでした。選定させていただいたお店では偶然中古で1台あったのですが、新品は今回初めて手にします。
感想は...正直なことを言いますと「良くも悪くもBachはやはりBachだった」。
かなり音のまとまりがあるしっかりした音が出るため、トランペットに音色が近い印象がありました。
なるほどBachコルネットユーザーに(僕自身が)出会ったことがないのもわかりました。個体差が激しいので、クリーンヒットした楽器に出会えたらすごいんだろうな、と妄想をしながらそっと遠くへ...。せっかく用意してくださったのにすいません。
結局、音色の良さと安定感でYAMAHAの8335Sになりました!
YAMAHA製品を手にしたのは中1の時に両親に買ってもらったB管以来でした。正直なところ長い間YAMAHA製品にはあまり関心がなかったのですが、近年生徒さんの楽器選定で何度か試奏させてもらった際、その音色の良さや演奏のしやすさ、ピッチの安定に非常に驚きました。極め付けはC管のシカゴシリーズとニューヨークシリーズを演奏した時で、これはもう自分用に買ってしまおうかと思うほどのクオリティの高さでした。
その後東京音大の備品として購入するコルネットの選定をさせてもらった際の好印象も相まって、今回YAMAHAになったのも自然な流れなのかもしれません。
これまでB管は中学生のYAMAHA以降、シルキー→Bach→シャーゲルという変遷を辿り、C管もシャーゲルでピッコロはシルキー、コルネットはXOなので「荻原はYAMAHAぽっくない」と言われておりますが、それも新鮮でちょっと面白いです。
これから実践で使っていくのが楽しみです。
荻原明(おぎわらあきら)
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