今は徒歩圏内にメインの仕事場があること、一駅くらいだったら歩いたほうが精神的に楽という考えから、よほど時間に追われている時しか電車を使わなくなりました。
大学生の時は横浜の実家から池袋まで毎日往復していまして、湘南新宿ラインとかなかったので、片道2時間は余裕でありました。朝の京浜急行の猛烈なラッシュで車内で両サイドから押されたら体が浮いたこともあります。
よくもまあそんな通学を4年間も続けられたものだと感心します。
そんな電車乗りまくり生活をしていた頃の話です。電車内で文庫の小説を読むのにハマっていたことがありまして、その日は偶然電車で座れたために、本を読んでいる最中に寝てしまいました。両手で本を開いたまま寝てしまい、そして夢を見ました。
夢の中で僕はバスケットボールをしていて、結構活躍していたようです。
自分のところにボールが回ってきて、どこからか声が聞こえます「パス!」
咄嗟に勢いよくパスを出す。その時にハッと目覚めました。
持っていた文庫本を前に立っている人のお腹に両手で思い切り投げていたのです。まるでシュートをするかのように。
前に立っていた女性は目の前で寝ている人がいきなり本をぶん投げてきたのでとても驚いていました。当たり前だ。
僕は寝ぼけながら「すいません、すいません!夢を見ていて」と意味不明な言い訳をしまして、恥ずかしいやら申し訳ないやら。
先日Twitterのトレンドに「#電車であったヤバい話」というのがあって、この話を思い出しました。
ちなみにバスケは体育の授業で数回やっただけです。経験ほぼゼロ。なぜ夢を見たのか。
荻原明(おぎわらあきら)
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