僕が子供のころ...だからええと30数年前とかそのあたりになりますが、当時の夏休みって、
「涼しい朝の時間に勉強をして、日中遊びましょう」
みたいなことを誰かが言ってました。誰だろう。夏休みになると配られる宿題冊子とか、夏休みのスケジュールを書き込む用紙とか、そういったものだろうか。
確かに、朝早く起きてラジオ体操に出かけ、そのまま少々遊んで帰宅し、朝ごはんを食べたらまた遊びにいくか家でゲームをしていた記憶が。あれ、勉強は?
あ、そうじゃなくて、朝は確かに涼しかった記憶があります。横浜です。
でも、今はもう全然違いますよね。
ツイッターにちょうど僕が生まれた年の夏の気温との比較をされている方がいらっしゃったので拝借します。
60歳の人が「オレん時はエアコンなしで受験勉強したんだ、今の若いモンは!」と言ったとして、42年前(1976年の7月・8月)の東京の気温を調べたらこんなに快適だったのかと驚いた。 pic.twitter.com/FOqMGr9yWq
— 齋藤 弘樹 (@hirokilexis) July 14, 2018
これなら確かに日中外でも遊べたし、むやみにエアコン(当時はクーラーと呼んでいた)を使わなくても、扇風機にあたってアイスでも食べてればなんとかなる日も多かったきがします。
これは決して昔の人が我慢強かったわけでも、今の子どもたちが弱くなったわけでもなく、人間として適応できないレベルの気温になっているのが一番の原因だと思います。
なのに未だに公立の学校のエアコン普及率は低く、(現場にいないからわかりませんが)多分、エアコンがある学校も一日中つけっぱなしにはしていないと思います。
学校って、自分が学生の頃からずっと思っていますがイノベーションと一番遠いところにある存在ですよね。例年通り、慣習、引き継ぎばかりで、「もっとこうしたほうが効率が良い!」とか「このほうが絶対楽しくなる!」とかそういう先生ってドラマの世界にしか出てこないんですよね。
「もう決まったことだから」のお役所定型文を何度聞かされたことか。
以前、ひとつの区の中学校吹奏楽部が一斉に揃う講習会に数年間講師として参加したときに、せっかく何校もの吹奏楽部が集まるのに、ただ集団でパートレッスンを何時間もし続けるというとてももったいない時間の使い方をしていたので、翌年にもっと生徒たちが意欲的に楽しく成長できる内容や時間配分や進め方をいくつも提案したんですが、見たのか見てないのか即却下されました。「そういうのはいいんです、例年通りやりますから」で終わり。
多分そう言われると思ったけど、参考にもしないどころか話題にもしてくれないのか、と思って完全に萎えたし、生徒がかわいそうだなと思いました。めっちゃつまらなそうだったし、疲れてるし、めんどくさそうだし、年々いろんな理由つけては参加者が減ってたし。
話それましたが、子どもたちがこの異常な暑さで熱中症になってしまうそれって、例年通りやってるからだと思います。
し、終末まで続く…だと…? pic.twitter.com/XnHzvHIld3
— 満ちる (@michiru_mizu) July 16, 2018
終末も近づいているようですし。
北斗の拳みたいだ。
荻原明(おぎわらあきら)
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