プレスト音楽教室は東京メトロ丸ノ内線の茗荷谷という駅から5分弱歩いたところにあるビルの中にあります。
確か1999年に音楽教室が開業して、僕はその翌年2000年あたりから講師をしています。長いなあ。
この音楽教室はそもそも弦楽器がメインなのですが、ありがたいことにトランペットクラスは僕が講師になってから生徒さんが0になったことが一度もありません。そして今では弦楽器と肩を並べる生徒さんがトランペットのレッスンにいらしてくださいます。小さなお子さんから年配の方までがヴァイオリンやチェロのレッスンをされている中に突如としてトランペットの音が聴こえてくる、そんな教室にいつの間にかなりました。
教室は開業当初、ビルの2階部分、小さな防音室5つで全てのレッスンを行っていました。5つと言ってもその中の2つのスタジオは1人で練習するサイズですからレッスンはできません。そして1つはグランドピアノがキッチキチに入っているスタジオ。したがって2つしかレッスンできる部屋がありません。
当時は肩身の狭まったトランペットクラスでしたから(ただでさえ音がでかいので隣の弦楽器やピアノのレッスンに迷惑をかけていた気がする)、コソっと行ってひとりレッスンしてコソっと帰るような通い方でした。
そのうち生徒さんも増えて、さすがに需要と供給バランスが悪くなったころ、同じビルの3階も音楽教室のフロアになりました。
3階は最初はレッスンが充分にできる2部屋でしたが、そのうちもう1部屋ができて、さらにそのうちアンサンブルスタジオという20人くらい入れるサイズの部屋ができました。その大きなスタジオになんだかんだでトランペットは居座っているという贅沢なことをさせてもらっています。
トランペットは(もちろん他の楽器もそうですが)、ある程度広い部屋でないとレッスンになりません。実際ホールで演奏したときとのギャップを理解したコントロールができるようになるレッスンが必要です。特に吹奏楽やオーケストラなどをされている方にとって、そうした楽曲のレッスン時には、かなり大音量で演奏する場合もありますから、狭い部屋だと実質無理です。一応、ちゃんと理由があって大きな部屋でレッスンさせてもらっているわけですが、今日の話はここではなく、
8月のお盆明けから講師をしているプレスト音楽教室の新スタジオの工事が始まりました。
今の音楽教室のあるビルから茗荷谷駅へ30mくらい戻ったところの、もともと不動産屋さんだったところに完成します。
工事が始まった初日にお邪魔して撮影させてもらいました。
防音室って、工場でパーツを製造して、それを現場で組み立てるらしいのです。これまでにも音楽教室の防音室を組み立てているところを何度か見てきましたが、あっという間に完成してしまうので驚きます。
実はもうこのスタジオもほぼ完成していて、9月初旬には使えるとのこと。
アンサンブルスタジオほど大きくはありませんが、10人前後で演奏ができるくらいの大きさにはなるかな?楽器のサイズによるでしょうが。
僕は基本的にレッスンはここでやるつもりはないのですが(レッスン用の荷物が多すぎて移動不可能)講習会などを企画しています。すでに設計の時点で大き目のホワイトボードがかけられるようにお願いしてあるのです。だからプロジェクターとかも使えるかな。使い勝手良さそうな気がします。
この上の階にもグランドピアノを置いたレッスン室を1つ作っています。
9月9日(日)には、お披露目もかねて、教室のオカリナの先生がコンサートをされるとのこと。よろしければぜひ来てください。ご予約不要です。
荻原明(おぎわらあきら)
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