「脱力」という言葉は難しい半分僕のせいでもあるのですが、レッスンで必要以上に体を力ませてしまう場合、そこまで力は必要ないと伝え、体の使い方について解説、実践を繰り返します。生徒さんによって、そうしたお話がどの程度響くか違うために、その後のレッスンでも何度か同じことをお伝えすることもあれば、逆に強い印象として残り、その後も影響を受け過ぎてしまう場合もあります。「力を抜きましょう」「もっと楽でも大丈夫」という言葉は、それを引き算で考えてしまうと、本来必要である筋力や体の動きまでも意識的に抑えてしまうことでパフォーマンスを低下させることに繋がります。いつのまにか「力を入れてはいけない」になってしまうと、当然空気圧が高まらないので音量や響きがなく、いわゆる「支えられ...2023.01.04 22:06音楽吹奏楽トランペットレッスン・講習会オンラインでの活動お知らせ
オンラインレッスンの可能性コロナ騒ぎがきっかけでスタートしたオンラインレッスン。いつの間にか選択肢のひとつとして定着しました。しかし、行動制限がなくなってくると同時にオンラインレッスン需要もだいぶ減り、通常の対面レッスンが普通になりました。それはそれで良いことなのですが、オンラインレッスンの魅力である「効率性」と「利便性」をもっと多くの方に知ってもらいたいな、と常々思っています。具体的には「移動の時間が必要ない」という点。これは当然ですね。遠方であってもレッスンが受けられるわけです。もうひとつは「講習会にとても向いている」点。例えば僕の場合「楽典オンラインレッスン」を募集しておりますが、画面上に資料を表示して、それを共有できるわけです。事前にデータでもお送り...2023.01.01 22:36音楽トランペットレッスン・講習会オンラインでの活動お知らせ
アンサンブルは「耳」と「目」で作っていきます吹奏楽の合奏に慣れていると、室内楽(アンサンブル)をする上で違和感を覚える瞬間があります。そのひとつが指揮者がいないことによって起こる「練習の進め方」「曲作り」です。吹奏楽の合奏では、指揮者が様々な要求やアドバイスをしてくるので、それに応えるべく工夫して演奏するわけですが、アンサンブルの場合指揮者がいないのでメンバーの中でそれを行わなければなりません。これが難しい。しかも、指揮者は合奏と止めて「言葉」で音楽を伝えることがよくありますが、アンサンブルではできるだけ言葉よりも演奏をしながらアイコンタクトや体の動きで曲を作っていくことが理想です。また、部活動ではどうしても上級生が運営においても演奏面においても中心的存在になりますし、多くの...2022.11.12 21:57音楽吹奏楽トランペットレッスン・講習会オンラインでの活動お知らせ
伊奈学園トランペット公開レッスン東京音大からお話しをいただきまして、埼玉県にある伊奈学園総合高校へ公開レッスンに行ってきました。2022.11.07 21:58音楽吹奏楽トランペット東京音大レッスン・講習会日記
教える、ということ毎朝7:30にTwitterとFacebookでトランペットや音楽についての一言、「 #今朝の一言_ラッパの吹き方 」を投稿しています。先日はこんなことを書きました。2022.11.03 22:14音楽吹奏楽トランペットレッスン・講習会お知らせ
アンブシュアって結局何を指している言葉?すべての管楽器で使われている「アンブシュア」という言葉。これ、人によって使い方や解釈が少しずつ違っています。「音を出すために必要な口周辺の使い方」について指す場合が最も多いかもしれません。アンブシュアを「作る」とか「良いアンブシュア」「アンブシュアがきれい」とか、それらはすべて「アンブシュアを作り出すことで(その)管楽器は音が出る」といった使われ方をしているように感じます。しかし、僕の場合は少し違って、アンブシュアとは「音が出ている時の(第三者が見た)表面的な単なる見た目」と考えています。要するにあまり意味のあるものではない、ということです。2022.10.31 22:14音楽トランペットレッスン・講習会日記お知らせ
東京音楽大学 冬期受験講習会(12月24日〜)毎年恒例、東京音大の冬期講習会が12月24日より行われます。対象は高校生以上。現在、要項がホームページで公開されていますので、ぜひチェックしてみてください。僕のレッスンを受講することもできます。その際は吹奏楽アカデミー専攻でトランペットレッスンを希望、としてください。レッスンだけ受講であればオンラインレッスンも対応していますので、遠方の方でも気軽に参加いただけます。吹奏楽アカデミー専攻は管打楽器専攻とどのような違いがあるのか、一年を通してどんな感じの授業をしているのかなど、たくさん質問もしてください。講習期間:12月24日(土) ~ 12月27日(火) 申込期間:11月10日(木)10:00 から 11月20日(日)15:00まで詳...2022.10.26 22:09音楽吹奏楽トランペット東京音大レッスン・講習会お知らせ
ロングトーンの目的部活動では大音量で電子メトロノームの音を鳴らし、それに合わせて音階の1音1音を何拍もひたすら伸ばし続けるロングトーンが退屈でしかたありませんでした。こんなことやってるんだったら曲吹きたいし合奏しようよ、と。でもこれって、ロングトーンについて「なぜやる必要があるのか」「やることでどのような成長を期待しているのか」「ロングトーンと曲を演奏するときの関係性」「これから行うロングトーンはどのような目的、目標を持って行うのか」、そしてそれを実践した後にどうだったか、よかった点、もっと良くするための次の目標などがきちんと設定できていればよかったのではないか、と思います。そのためにはそれを理解している人の存在が必要だったこと、様々なアレンジを加え...2022.10.19 22:10音楽吹奏楽トランペットレッスン・講習会オンラインでの活動お知らせ
バテにくくするための演奏方法1ヶ月に1回、単発受講できる「ツキイチレッスン」という企画を開催しています。内容は自由で、基礎や特定のテクニック、部活や楽団で演奏している作品をより良いものにする、演奏してみたい作品がある、二重奏を一緒に演奏する、指導法についてのレクチャーなど、どんなものでもOKです。このブログとは違うところで「ラッパの吹き方:Re」というトランペットと音楽に特化したブログを別に書いているのですが、ブログの特性上どうしても過去のものが埋もれてしまうことになるため、掘り起こしてこのブログ上で紹介しています。つい最近ですが、「バテの原因は楽器に息を入れるから」というタイトルで掘り起こし記事を投稿しました。それがこちらです。2022.10.13 22:15音楽トランペットレッスン・講習会お知らせ
基礎的な理論を団員全員が正しく認識することがバンドのレベルアップには不可欠です(バンド指導に行ったお話)20年以上ぶりに東京音大の後輩から、所属している一般バンドの指導依頼をいただきまして、先日お伺いしました。今回は金管分奏で、ご依頼内容は主に「奏法面の理解と実践を年明けのコンサートの曲に活かしていくには」でしたので、金管楽器の音の出る原理から、セッティングルーティン、呼吸のお話などを中心にお話し、実践する流れにしました。僕の中で大切にしている管楽器の演奏をより良いものにするために必要なことがいくつかあって、具体的には1.音を出すまでのルーティンの重要性2.呼吸の仕組みの正しい理解3.タンギングは音を出す瞬間にすることではない点そして、4.楽器に息を入れる発想はNGこれらについての理解が深まり、実際の演奏に反映できると、体の負担が軽減...2022.10.10 22:28音楽吹奏楽レッスン・講習会日記
トランペットのブランクは気にしなくて大丈夫です毎朝7:30に僕個人のTwitterと「ラッパの吹き方」Facebookページで更新している「#今朝の一言_ラッパの吹き方」というものがあります。トランペットや吹奏楽など、音楽に関するひと言を投稿しておりまして、ありがたいことにご覧くださっている方が結構いらっしゃいまして、嬉しい限りです。ぜひリツイートや「いいね」、フォローなどをお願い致します。少し前に「ブランク」について書いた日があります。2022.10.03 21:59音楽吹奏楽トランペットレッスン・講習会日記
「教える」ということ高校生の時、卒業した中学校の吹奏楽部の練習に行くことが多かった印象があります。部活指導者のアシスタント的存在だったこともその理由ではありますが、なんというか僕が「教えたがり屋」だったことのほうが大きいかもしれません。もう30年も前のことなのでうろ覚えなところも多いですが、頼まれてもいないのにパート指導とかしていたと思います。ウザい卒業生ですね。その後、受験などもあってあまり顔を出すことはなくなったのですが、音大を卒業して演奏活動をするようになった時、当時の僕のような教えたがり屋さんに出会ったり、そうした人の話を耳にすることが度々ありましたが、自分が頼んでもいないのにやたら教えてきてくださっることがこんなにもウザいのか、と思う経験があ...2022.09.20 22:02音楽トランペットレッスン・講習会レッスンメモ日記お知らせ