今回もやっぱりたくさん出てきた北海道地震後の不確実な情報とデマ。
SNSなどを使っていない個人の商店や飲食店などとは異なり、公式に発表できる手段を持つ機関や組織が、「知り合い」と称する誰かに重大な情報の拡散を託すことはまずあり得ません。
— 函館イベント情報局 (@hakoeve_info) September 8, 2018
また、非常時において、公式に発表されていない情報を不用意に外部に漏らすこともほとんどあり得ません。
僕の場合、TwitterのフォローしているアカウントがNHKなどが多いので、仮にデマっぽいツイートがあっても、すぐそれを否定できる正しい情報量がありましたが、Facebookはあやふやな情報が多かったです。
「信頼のおける友人から聞いたんですが」
この言葉、信憑性が低い。
口伝えや伝言ゲーム、シェアやコピペなどは本当に危険。
みんなのため、と思って拡散しようとしている本人に罪の意識がないのも危険。
「信頼のおける友人」と「正しい情報」はまったく違う世界のものであって、たしかに友人として、人間としては良い人で、気の合う仲間なのは当然素敵なことですが、だからといってその人の言葉を盲信してしまうのはどうなのでしょうか。
情報は基本的に「正しく配信しないと問題になるリスクを負っているところ」から受け取るべきで、そうでなければ必ずウラを取るか、確認する段階を踏まない限り、拡散するべきではありません。
でもウラを取るためには、やはり正しい情報を配信しているメディアなどの情報を手に入れる必要があるので、結局二度手間になるだけ。
東日本大震災のときにも本当に多かった悪意のないデマを拡散する人々。
日頃から正しい情報を得ること、ウラを取ることを習慣づけておきたいものです。
荻原明(おぎわらあきら)
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