朝起きると父親が食卓で新聞を読み、朝食に手をつけないこをと母親が「お父さん、新聞、後にしてください」と諭す、なんてシーンがありますが、最近はどうなんでしょうか。
そもそも僕は新聞紙を読んだことがほとんどありません。実家では2つも新聞を取っていて、親や祖母はよく読んでいました。多分今でもそうなんでしょう。
そんなだったので初めて一人暮らしをしたとき、半年ほど新聞取っていたのですが、正直なところ一度も開きませんでした。なんというお金の無駄。
でもニュースは好きです。テレビでもNHKだけですがよく見ますし、僕のフォローしているTwitterアカウントは半分が猫で半分がニュースと言っても過言でないくらいあらゆるニュースサイトを見ています。
ツイッタートレンドなんかもよく見ているし、情報を手に入れることはとても好きです。
新聞紙ではなくとも十分情報は入ってくる。
そんな世の中になったから(今更感は否めないけれど)、紙の新聞の需要が減っていくのは当然のことで、このリンク先の記事は単なるバブル期の回顧録。論点も定まらず給料が減ってるグチにしか見えなくて何言ってるのかいまいちわからない。
「マスゴミ」って言われて怒ってる導入だけど、この記事みたいな悪い意味で人間味ある文章の書き方をするようになったのも原因だと思うのです。インターネットが生活に直結するようになり、匿名性の高い発言であるにも関わらず容易に拡散できるこの時代を恨んでもしかたがないわけで、それまでだって声が届かなかっただけで「マスゴミ」という見方をしている人たちは同じくらいいたわけです。
僕が子どものころだって、いくつもの新聞を読み比べすることでそれぞれの新聞の考えの基盤や傾向が見えてくるなんて話、40年前から聞いていました。
紙の新聞が売れないのは、単に需要がないから。需要があるところでどうやったら今までと同レベルのお金を稼ぐことができるのか、この先不要になっていくと思われるものから、必要になっていくと思われるものにシフトする行動力、そういった工夫をしないで、「昔はー」って言ってるのって居酒屋の酔っ払いのグチレベルですよ。
それをこんな立派なサイトに3ページにも渡って書いてるジャーナリストっていったい。
グチ言う前に自分が変化しようとすればいいのに。
荻原明(おぎわらあきら)
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