昨年は結局テレビを全然見てなくて、最初の頃は時代の流れに取り残された感があったのですが、きっとそれは昭和生まれだからだと思います。でも慣れましたし、静かで良いです。
何より受け取りたくなかった不要な情報、偏った思想、意図的に誘導する言葉の使い方や映像処理にいちいち気分を害されたり翻弄されることがなくなって、自分に素直に生きられて快適です。
しかし年末年始くらいはおなじみの番組を、と紅白歌合戦を見たのですが...
ジャニーズとAKBグループが交互に出ているだけでしたね。
それはどうでもいいのですが、1年前と何にも変わってないことに驚きました。世の中、少なくともテレビの中で展開されている世界は何も変わっていない。
ああ、こんなものか。
やっぱりテレビは見なくても良いのだ、と確信するきっかけになりました。
今の時代は、自分が必要だと思う情報を選んで手に入れるようにしたほうが良いと思うのです。
でもそうすると取りこぼしたかもしれない、見ていないと損するかもしれない、とも思ったのですが、以外にそうではないと思います。それは昔にくらべてマジョリティの規模が小さくなったから。「昨日のドラマ観た?」という会話、僕が小中学生の頃は決まり文句のように飛び交っていましたが、今そんなの全然聞きませんよね。
個人にとって大切なこと、例えば音楽関連で重要だったり大切なことって、結局SNSでそもそもフォローしているし、その周辺の人がリツイートするなり発信するなりして、結局入ってくるんですよね。むしろ昔よりも「あー、こんなコンサートあったんだ!行きたかった!」というのが減った気がします。だから自分の時間を浪費してまで、いつ手に入るかわからない情報を待ってテレビを見ている必要も価値もないと思っています。
もちろん、テレビが好きな方を否定するつもりはありません。
ちなみにカウントダウンは恒例のジルベスターでしたが、これは見る価値ありますよね。心臓に悪いけど、楽しい。でもやっぱり民放だからなのか、CMで演奏中でもバチっと中継を切ってしまう無神経さには呆れ果てます。
荻原明(おぎわらあきら)
0コメント