いろいろな考えがあって当然だと思うので否定はしませんが僕は保守的な発想が好きではありません。
最近コンビニやファミレスでも人員不足によって24時間営業が難しくなっているところが増えてきていますよね。他の仕事でもスタッフが不足しているのだろうな、と感じるお店が少なくありません。
でもそれ、当たり前でですよね。だって働ける人口が年々減っているわけですから。
バブル期の頃に比べたら。
そう、あのバブル期の常軌を逸した活発さをいまだ引きずっている人が結構いるように感じてならないのです。あの頃(とは言え僕は子どもでしたから渦中に自分が置かれていたわけではないのですが)と今では世の中は全然変わったのに、あの頃の状態に戻そうとする経営を目指した結果、アンバランスになっていき、その代償をスタッフが負うことになり、経営者は見て見ぬふりをしているように感じることがあります。
キャパオーバーの仕事をさせられるからスタッフは離れてしまい、働き手も減っていく負のループ。
それに加えてやっかいなのが、お客様が神様だと思っている客。こちらもいまだバブル期真っ只中といった人がいて、お金を持っている人が偉いみたいな、そういった発想なんだと思いますが、先日コンビニに行った時、多分スタッフが2名しかいなかったのだと思います。1人がレジ、もうひとりがコピーか何かの操作説明をお客さんにしているとき、レジにお客さんが並び始めたんですね。両方ともいっぱいいっぱいな状況で、操作説明をしているスタッフはレジに人がたくさん並んでいるのをわかっていながらも投げ出すわけにいかず焦っているのがわかったのですが、サボっているわけでもないし、もうしょうがないじゃないですか。順番ですよ、なんでも。でもお客さんの中には納得いかない人がやはりいて、遅い遅いと文句を言うわけです。
そのお客さんも急いでいたのかもしれないけど、状況把握したらしかたがないのは大人だったら理解できますよね。
そもそも、コンビニは便利さを追求するあまりサービスが過剰になりすぎてしまったと思います。僕も小売のアルバイトを何回か経験しているし、高校生の頃コンビニでもバイトしていたことがあります。が、今のコンビニと30年ほど前のコンビニでは仕事量が全然違うのですが、当時でも僕は覚えるべきことが多すぎで限界でした。スタッフに求める仕事内容が最初からキャパオーバーしています。コンビニの店員さんって天才だと思います。
今の時代は今の時代に合わせた働き方をすべきだし、切り捨てていくものがあっても良いと思うのです。できる範囲で最高のものを提供していく方向にどんどん変えていくべきです。
今までが便利すぎだったんです。
荻原明(おぎわらあきら)
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