接触事故の被害に遭いました

あんまり楽しい話題ではないので申し訳ないのですが、考えていただきたいことなので書きます。


先日、丸の内線の新大塚駅前を歩いていたところ、正面からかなりのスピードを出した自転車がこちらへ向かってきて、徐行や一旦停止をしないまま通り抜けようとした際に僕が肩からかけているカバンの持ち手と自転車のハンドルが接触し、そのまま引っ張られました。


僕は体重があるので転ぶようなことはありませんでしたが、カバン持っていかれた勢いで縫い目だけでなくレザー自体も裂けてしまいました。

自転車を運転していたのは20〜30代の女性。かなり丈夫なカバンがこれだけ破れる力が自転車側にもかかったわけで、当然向こうもかなりバランスを崩して転びそうになっていました。

新大塚駅周辺は春日通りという池袋や後楽園へ繋がっている道で、交通量が大変多く、そしてトラックや工事車両、バスもたくさん通ります。その割に歩道が異常に狭いところが多くて、歩行者同士すれ違うのがギリギリか、ちょっと難しいところもあるくらいです。

こんな感じです。


自転車からしてみると、交通量の多さと車の勢いに圧倒されて車道を走るのが怖い人もいるのかもしれません。いわゆるママチャリや若い女性などは率先して歩道を走行している割合が多い印象があります。

その自転車が歩行者からするととてつもなく怖いのです。


接触事故の被害にあったのは平日朝の8時。歩行者もかなり多い時間帯です。


これまでにもたびたび接触され腕にハンドルをぶつけられたことがありましたが、(絶対向こうは気づいているだろうけど)すごい勢いで走り去ってしまうので声をかけることすらできませんでした。

しかし今回は器物破損もあったので、大声で呼び止めました。その周りの人たちみんなが振り向くくらい大声で。


相手はイヤホンをしていたんですね。東京都ではこれは禁止行為です。呼び止めたら素直に戻ってきました。聞こえていてよかった。

僕はカバンのことももちろんありましたけれど、それよりも、まったく減速、徐行、一旦停止をしなかった理由、考えについて質問しましたが、向こうがどのような感情を持っていたのか、精神状態なのかわかりませんが、人間てこういう時に本性が出るもので、


「もし接触したのが子供や老人だったら、どうなっていたと思うか」の問いに「子供だったらこんな運転しませんし(笑)」半笑い。

「歩道は歩行者の道であり、自転車は車両。原則として車道を走るはずだが」の問いに「仕事で急いでいた」「自転車の通行する道路は反対車線だから」。もはや理由にもなっていません。多分気が動転しているのもあるとは思いますが、それにしても言い訳を繰り返すあたり反省しているようには見えませんでした。人間ってのは、こういう自体になった時に本性が出るものです。焦りを隠したくて笑って誤魔化してしまうタイプなのかもしれません。


とりあえず連絡先をもらったのでメールにて改めて今後について相談しました。


カバンは当然弁償してもらうことにしましたが、僕はお金を払ってそれで解決なんて思っていません。そんなことよりこの運転者が今後反省し、正しい交通ルールを理解し、安全運転を心がけ続けてもらうことが何よりの願いです。

自転車は簡単に人を殺せますし、簡単に死にます。それを理解してほしいのです。


狭い歩道で向こうからスピードを出して迫ってくる自転車は歩行者からすると本当に恐ろしい。最近ウーバーも含め、今回の加害者のように「急いでいる」ことがよくわかる子供を後ろに乗せたお母さんが猛スピードで歩行者を縫うように走っていたり、自分の運転技術を過信してか道路も何もあったものではない縦横無尽な身勝手運転をする自転車がとても増えました。


子供を後ろに乗せている危険運転のお母さんに聞きたいのですが、幼稚園に遅刻するんだか仕事に間に合わないのか知らんけど、そんなに死にたいの?自分の子供を殺したいの?なぜ自分のことしか考えないで自転車を運転しているのですか?


運転は視界に入っている部分だけを判断して「安全」と思っている人ほど事故を起こします。運転は「次の角から急に子供が飛び出してきたら」「併走している自転車が脈絡なく左折してきたら」「このオバサンは予期しない急停止をする可能性がある」など、予測能力が最も必要であり、万が一のことを含めた上での運転をしなければなりません。


自分も怪我したくないし、死にたくないし、相手も怪我してほしくないし死んでほしくありません。東京は道が狭いところがたくさんあります。自転車自体あまり適してない土地だと思いますから、とにかく安全運転を心がけていただきたいと思います。



荻原明(おぎわらあきら)

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