昨日、第1回目の「楽典オンライン講習会」を無事終えることができました。
昨年全14回のオンライン講習会をしまして、その中に1回だけ楽典の内容を入れましたが、今回はそれを大幅に拡大して、全10回に「浅く広く」楽譜や音楽の基礎理論についてお話することにしました。
第1回目は『五線と音部記号、移調楽器と移高楽器』と題しましたが、どうも音楽は漢字が多いため、こうやって書くだけで「全然初級っぽくない」感じが出てしまいます。でもそんなことないので安心してください。
楽譜や音楽の理論だけお話していても面白くないので、この一連の講習会では、できるだけ演奏と関連づけていこうと思っています。今回も、スコアを読む時にどんなところに意識すると読みやすいのか、トランペット以外の管楽器はどのような楽譜の書き方がされているのか、そうした内容も折り込んでの1時間です。
そもそも「楽典」というものは音楽のテストだとか、音大や音高入試で出てくるからとか、そういったアプローチで入ることがほとんどなので、どうしても実際の演奏や音楽的なものとは離れた存在に意識されがちです。
しかし、実際はそうした理論の上で音楽作品は書かれていて、楽典という存在はそうした楽曲を正しく読む力を身につけることだと考えてます。さらながら「正しく地図を読む力」を身につけるようなものです。
地図が読めるようになると、これから歩むルートが事前に把握できるようになり、迷子になることが減って、目的地に到着するスムーズさも増します。
音楽は楽譜という世界共通言語を介して仲間とコミュニケーションをとる行為ですから、楽譜を理解することはすなわち「共演する人と音楽で会話ができる」ということです。その会話の中で誤解されることなく自分の気持ちを正しく伝えるためにも、やはり楽典を学ぶことは大切だと思います。
今年の講習会はリアルタイム参加とアーカイブ視聴がセットになったチケットを販売しており、リアルタイムで参加されるかどうかはみなさんの自由です(ダイレクトに質問ができるのがメリット!)。そして、講習会終了後からはBASEにてアーカイブの販売も開始いたします。
今回分もすでに販売を開始しましたので、ご興味ありましたらぜひご覧ください!アーカイブは以下のリンクからお求めいただけます。
オンライン講習会はトランペットも楽典もまだ始まったばかりです。ぜひフリーパスをお求めの上、リアルタイムで参加できる時はzoomでお会いし、難しい時にはアーカイブで視聴する、という方法をオススメします!フリーパスは1回分お安くなっており、すべてのアーカイブが視聴できるのでいつお求めいただいてもお得です!
荻原明(おぎわらあきら)
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