成長する、ということは、まず知識を得ることなのだ、と思います。
知識を得る、とは言いますが、子どものころは教室に座っていると前に立つ大人があーだこーだと喋り、そして書き、それを必死に詰め込んで、のような完全受け身状態の知識を得る方法で成長していきます。
7歳から18歳までこんなこと続けるわけですから、その先突然違う形で「学ぶ」をするのは切り替えも難しいですし、なによりどうすれば良いかわからないのが正直なところだと思います。
ではどうすれば良いか。
「疑問を持つこと」だと思っています。
ここで言う「疑問」とは、疑うことではなくて、「なんでだろう?」「これなんだろう?」という気持ちをたくさん持つことです。実はこれ、小学校に入学して教室に詰め込まれる前には自然と行っていたことです。
みなさんも疑問を持って親を質問攻めにしたこともあるでしょうし、何かをじーーーーっと見て「なんだろう?」って思った経験あると思います(記憶がないかもしれませんが)。
大学という場所は高校までとはまったく違う、いわば「研究機関」です。研究というのは、何かについて疑問を持ち、それを調べ、様々なことを理解し、場合によっては自分なりの結論に達したり、そうした一連の行為を指します。
直面する物事について「知らない」「わからない」が発生したら、まずはとにかく調べる。そこがスタートだと思います。
調べるというのは本やネットもそうですし、友人や先生に質問することも含まれます。誰にも頼らず自分の頭の中で考えることも大切かもしれません(その材料が必要ですが)。
大学に入って最もNGなのが「疑問を持たない」「疑問が発生してもスルーする」行為です。誰かが教えてくれるだろうという受け身になっていても、高校までのようにはいきません。自分から動かないと本当に誰も教えてくれないのです(おこぼれをもらうことはあったとしても)。
そしてしばらく経って「あー、、、、これ前にも出てきたやつだ!でも調べてないからわかんないや!」となるわけです。それが数日後かもしれないし何十年後かもしれませんが、すべては「後悔」になるわけです。「あの時やっておけば」のタラレバになるのです。
吹奏楽アカデミー専攻も今年度から規模も大きくなり、いろいろ変化がある1年になりそうです。自分自身も今まで以上に積極的に頑張りたいと思います。
荻原明(おぎわらあきら)
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