たびたび「吹いてみた」動画をアップしておりますが、今回はアイルランド民謡の「ロンドンデリーの歌」を公開しました。
何となく、コルネットが良い気がしたので使ってみましたが、まだ購入してからそんなに時間が経っておらず、なかなかしっくりこないので苦戦しました。コルネットってコルネットの音を出すの難しいですよね。本当だったらもっと深めのマウスピースを使うべきだとは思ったのですが、いつものセッティングで吹いてみました。
高校3年生の時だったと思いますが、選択授業で音楽を履修していて、確か僕以外にも音大受験を目指している人とかがいたような気がしますが、履修者が文化祭の体育館のステージで演奏する、という機会を与えてもらえた記憶があります。(ごめんなさい記憶が曖昧すぎる)
そこのステージで演奏したのが「ロンドンデリーの歌」でした。ただ、当時は人前でソロの演奏などしたことがなく、ソロでのステージマナーを知らなすぎて演奏が始まる直前になってそれを思い出し「え、おじぎってどうすればいいんだ?」と焦り始め、そのせいで余計に緊張した記憶があります。
緊張しすぎて足を開いたままお辞儀をしたらしく、ステージを見ていた人にあとから「柔道の試合でも始めるのかと思った」と笑われたのが強く記憶に残っていて、未だステージで挨拶する度に足を気にしています。オッス。
発表会などでも生徒さんが演奏直前の舞台袖で「挨拶って、どのタイミングですれば良いんですか?譜面を置いてから?え?え???」と泣きそうな顔で聞いてくることがよくあります。こうしたステージマナーの知識は、日頃からコンサートに行く習慣によって自然と知ることになるのだと思います。そういった意味でも生の演奏を聴く経験は大切です。
意外に話題にならないその入退場やステージマナーについて、東京音大吹奏楽アカデミーでも授業をしてくださった井上学先生と武田晃先生によるインターネット番組が先日スタートしました。とてもラフな雰囲気でゆったりと見ることができますが、その中身は非常に勉強になります。今後も楽しみです。ぜひご覧ください。
荻原明(おぎわらあきら)
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