楽典講習会最終回レポート

先日10月10日に第10回目となる楽典オンライン講習会を行いました。

今回で今年の楽典講習会はすべて終了いたしました!なんとか無事にできて一安心。


最終回は楽典、というよりも「楽譜の書き込み」と「手書きの楽譜の書き方」という実践的な内容でした。


合奏などで指揮者や指導者からいろいろなアドバイスや提案をもらいますが、その書き方によって演奏がスムーズになる場合とそうでない場合に分かれます。以下に効率的に演奏に支障がでないようにするにはどのような書き方が良いか、また、どのような内容を書くべきか、そうしたお話をしました。


もうひとつは楽譜の書き方です。合奏などで足りないパートがあったとき、その箇所を代理で演奏する、ということ多いと思います。また、パートでの基礎練習をまとめてみたり、ふとしたところで楽譜を書く必要が出てくることがあります。

しかし、実際に書いている楽譜をみてみると、こんな言い方しては失礼かもしれませんが、一生懸命書いているわりに読みにくい場合がとても多いのです。その最大の理由は印刷譜を手書きで再現しようとしているからで、例えるなら明朝体のフォントを一生懸命手で書いているようなものです。


文字は印刷用の文字と手書きで違うように、楽譜にも印刷譜を手書き譜は書き方が違うのです。

ということで講習会中で実際に書きながら解説をしたわけですが、このセッティングに結構苦戦しまして、開始直前まで調整し続けていました。

スマホ用のスタンドを使用して、手元が映るようにしたのですが、しっかり映そうとすると五線紙に接近しすぎて鉛筆がスマホにぶつかってしまったりと、苦労しました。

でも、自分が紙に何か書いているところを映像で見るのが初めてだったので、なんだか面白かったです。


という楽典講習会の最終回でございました。


これまで全10回、リアルタイムでご参加くださいました皆様、アーカイブをご覧になってくださった皆様、本当にありがとうございました。


まだトランペットオンライン講習会のほうは1回ありまして、10月23日開催です。トランペット講習会の最後は「指揮者や指導者から言われたいまいち理解できなかった言葉」についてみんなで考えよう、という内容です。ご興味ございましたらぜひご参加ください。


単発でのご参加はこちらからお申し込みいただけます。


荻原明(おぎわらあきら9

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