Twitterにこんなこと書きました。
楽器の演奏が安定している人は多分「感覚の再現力」が高いのだと思います。こうすれば安定して音が出せるとか音域変化がスムーズにできる、という体の状態を半ば感覚的に再現できるのでしょう。僕はその能力がないため、頭を使ってウォームアップで体の使い方を丁寧に確認しないと全然吹けないのです。
— 荻原明(Ogiwara,AKIRA) (@ogiwara_a) November 23, 2021
楽器の演奏が安定している人は多分「感覚の再現力」が高いのだと思います。こうすれば安定して音が出せるとか音域変化がスムーズにできる、という体の状態を半ば感覚的に再現できるのでしょう。僕はその能力がないため、頭を使ってウォームアップで体の使い方を丁寧に確認しないと全然吹けないのです。
僕はウォームアップにかける時間が長くて、余裕を持って1時間確保できると安心します。確認する内容や順番は決まっていて、省くことはしません。
しかし人によってはウォームアップは必要ないという方もいて、この意見の相違はどれだけハイレベルな人であっても起こります。ということは演奏技術とウォームアップの必要性やそれにかける時間は直接関係がないと言えます。
実際、僕自身短時間でウォームアップを終えて、なんならほぼウォームアップをしない状態で演奏ができるか実験したことがあるのですが、Twitterに書いたとおり体の使い方を感覚的に呼び起こすことができず、メチャクチャな状態で吹いてしまったばかりにその後一ヶ月程度調子が戻らない(納得のいく状態で演奏ができない)という悲惨な結果になったことがあります。何度かチャレンジしましたがあまりにリスクが大きいため、こればかりは自分には不可能なのだと理解し、今は素直に毎日じっくりウォームアップをすることにしました。
ということは、まずは自分が演奏する上での体の使い方を感覚的に呼び起こすことがどれくらいの時間でできるのかを理解するところから始まるのだと思います。
僕は今日も誰よりも早く現場に行ってウォームアップをすることにします。そんな時間が嫌いではありません。
荻原明(おぎわらあきら)
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