単刀直入に申しますと、ブログの更新頻度をしばらくの間、落とすことにしました。
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20年ほど前にさかのぼると、当時インターネットはユーザーが少しずつ増えてきた時期ではありますが、インターネットをするには家に1台だけあるでっかいデスクトップパソコンを立ち上げなければいけない、そんな家庭が多かったと思います。スマホなんてありませんでしたからね。
インターネットユーザーが増えてきた一方で、その中で自分のホームページを持ったり、ブログを更新する人はまだまだとても限られていて、SNSのさきがけ、ミクシィもクローズドなコミュニティツールだったため、自分のことを不特定多数の人へ公開し、発信するような存在ではありませんでした。
そもそも当時は、インターネット上に本名の載せたら犯罪に巻き込まれるだとか、クレジットカードで買い物なんてしたら情報を抜き取られてしまうなんて言われていたくらいですから。
そんな中、臆面もなくこんな面白いツールを使わないなんてもったいない!と僕は今からおよそ20年前にブログを始めたわけですが、言葉の使い方、どこまで思いや考えをさらけ出すのがちょうど良いかわからず、バランスの悪い文章が多く書き、いろいろと失敗もしたし、怒られたりもしました。
しかし、当時のブログは、毎日書いているだけでアクセス数はうなぎ上り。ましてやインターネット上にトランペットの奏法やテクニックについて公開してしまう人などほとんどいなかったため、ブログ「ラッパの吹き方」は1ヶ月10万アクセスになるほどでした。
「そんな時代もあったね」と中島さんもおっしゃるように20年経った今、ブログを見る人もだいぶ少なくなりました。その傾向になってきたのは随分と前。それはわかっていたけれど、毎週投稿する習慣はそう簡単にやめられない。
やめられないから"note"というサービスで「ハイノート本」とか「技術(テクニック)本」とか書き始めたり、最近では「楽典オンライン講習会2021」の文字起こし版を公開しようと準備をしていたり、課題曲の解説なんかもやろうとしていたり、相変わらず毎日このブログ「別館」も書いています。
しかも世の中はスマホで情報を得ることも発信することもメインになり、トランペットに関して発信するYouTubeのチャンネルもどんどん増えました。時代の波に乗り遅れたけれど僕もそれやってみよう!と「ピンポイントアドバイス」という名前で1,2分程度の短い動画を量産し、数日おきに公開することにしました。
これまでやってきたものを継続し、新しいものを追加する。こんなことを繰り返していたら自分のキャパシティがオーバーするのは当然で、いつの間にか毎日これらをこなすので精一杯になってしまいました。
本当はもっと優先してやりたいこと、やらなければならないことがあるのです。
それは、ずーっとずーーーーっと前から言っている「トランペット ハイノート本」の出版。
これに集中的に取り掛かりたいのです。が、日々のいろいろな更新で手が付かない。これはマズいと思いつつ数年が経過。ホントにマズい。このままではやるやる詐欺になってしまう。いや、もう結構なってる。
ということで、一念発起して今やっていることをペースダウンし、ハイノート本の出版に本腰を入れようという決意をいたしました(遅っ)。
詳しくはこのようになります。
「ラッパの吹き方:Re」
毎週火曜日更新→隔週土曜日更新(朝更新)
次回更新:2月12日(土)
「トランペットピンポイントアドバイス」
およそ3日に1回更新→毎週日曜日更新(朝更新)
次回更新:2月6日(日)
「荻原明 別館」
毎日更新→気まぐれ更新(でも多分ほぼ毎日更新。更新は朝です)
以上です。
ただ、最近実験的に個人Twitterで音楽やトランペットのツイートをポツリとしているのですが、これが結構見てくださる方が多いので、続けたいと思います。「ラッパの吹き方 on Facebook」でも始めようと思います。原則毎朝(午前中)の更新します。
管楽器の世界では「喉を開ける」という表現がよく聞かれますが、気管は軟骨でできているため、拡張することはできません。この言葉はむしろ「呼吸ができる状態で演奏する」の意味なので結果的に何か特別なことをするわけではない、と理解しておくほうが自然体でいられます。
— 荻原明(Ogiwara,AKIRA) (@ogiwara_a) January 29, 2022
的を射た情報を端的に発信するほうが時代に合っているという答えなのだとわかりました。確かにブログは長くて、特にスマホだと読むのが大変ですよね。
ハイノート本の執筆以外にも、「楽典オンライン講習会」文字起こし版とか、課題曲2022のトランペット解説なんかも書きたいのですが、とにかくハイノート本を優先して動きたいと思います。
ということで、いろいろ変更してしまいますが、引き続きご覧いただければ幸いでございます。よろしくお願いいたします。
荻原明(おぎわらあきら)
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