こんな記事がTwitterに流れてきました。
金沢という前例もあるので、やっぱりか、という感じしかしない。
東京で開催しているラフォルもエリアコンサートはじわじわと音大生を中心としたアマチュア音楽祭に移行していて、経済的に不安定なのかな、というニオイがします。
そもそもな話ですが、なんでラフォルじゃなきゃダメなのか、という疑問が以前よりありました。
ここは日本。フランスではないわけで、これまで培ってきた音楽文化も浸透度も違うし、会場だって限界があるでしょう。
だったらもっと日本らしい大音楽祭を考えたほうがよほど良いと思うわけです。
例えばB級グルメとかゆるキャラ大会とかコミケとか、ああいったものは日本の文化に合っているように感じます。ただ、爆発的な人気になると、毎年毎年全く同じことをやろうとする惰性精神があるイベントはゆっくり衰退していますが。
なので、新潟でラフォルみたいなことがしたいのであれば、もっと新潟に根付いたイベントと絡ませて、地元をフルにアピールしたほうが良いのではと思うのです。
新潟をよく知らないので表面的なことになりますが、例えば企画のひとつとして…
新潟を代表する名産や観光、企業などを題材にした音楽作品の作曲コンクール(クラシック部門、吹奏楽部門、電子音楽部門、ジャズ部門、バンド部門、邦楽部門とか)を開催。入賞作品を地元で活発に演奏している団体やプロに演奏、もしくはオーデイションで決める。
コシヒカリとか柿の種とかトキとか佐渡金山の関係企業が気に入れば、買い取って1年間テーマ曲とかCMで使ってもらう。
トランペットの師匠である津堅直弘氏は「マルセル・ケンツビッチ」のペンネームで作曲活動もされていらっしゃいますが、その中に「胃腸薬の主題による4つの変奏曲」というのがあります。
まあ、正露丸のあのフレーズです。当初は正露丸とタイトルで使っていたのですが許可が下りなかったので胃腸薬になってしまいましたが。
これが例えば権利的なものをクリアし、正露丸の製薬会社が大喜びでバックについてくれたらもっと面白い展開が待っていたかもしれません。そう考えるとなんだかもったいない。
というわけで、パッと思いついたものなので浅はかな発想なのでこれが成功するかはわからないけど、「クラシック音楽」に限定しちゃうからコアなクラシックファンしか集まらないし、それにお金を出すスポンサーも出てくるわけない。今の日本がフランスみたいにいかなくて当然ですよね。
もっと幅広く、他ジャンルとコラボして新潟全体で動く何かをしたほうが面白くないですか?
ブランド力ばかりに頼って惰性でやったら息が続くわけないんですよね。
荻原明(おぎわらあきら)
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