雪かきをしないマンション

先日降った大雪の残りはだいぶ少なくなったとは言え、まだまだ道端の雪山はあるし、日陰でスケートリンクみたいになっているところもちらほら。


あの日、ネット上では「帰宅困難者にさせないよう、早めに帰宅させる会社かそうでないかはブラックかホワイトかの判断材料になり、就活に役立つ」と盛り上がっていましたが、まあそれは半分ネタとしても、何か不測の事態が起きたときにその人やコミニュティの本質が見えてくることって、ままあります。


例えば大雪の日から翌日にかけて、我が家のマンションも向かいのマンションも管理者と思われる人が熱心に雪かきをしてくれていました。おかげで、翌朝でかけるときも雪のない道ができていて大変にありがたかったのですが、同じような集合住宅であっても雪かきを一切していないところもがいくつかありました。


以前このブログに「ゴミの山」という記事を書きました。その中に載せた写真のひとつは、近所のマンション前だったんです。

このマンションは戸数にしてはとても小さなごみ収集ボックスがひとつ通りに面した場所に置いてあるのですが、当然常にあふれかえっていて、その周りにも放置し、散乱し、道にはみ出ています。


そんなだからカラスやらノラネコやらが漁るのでしょう。いつも袋がちぎられて生ゴミがばらまかれている状態で大変に不快なのです。お正月はその数倍すごかった。


でも、それについて管理者は何も対策をとっていない。ここに引っ越してから5年目になりますが、何も変わっていない。


挙句、最近このマンション、話題の民泊を始めたようででかいスーツケースを持ったアジア人が出入りしているのを何度か見ました。



当然、雪かきなど一切していませんから、大雪翌日は入り口が雪の山。



物件探しをしているときに雪が降るなんて都合良いこと東京ではありえませんが、でもエントランスの清掃具合とか、ゴミの捨て方とか、あと貼り紙の多さとか(これについてはいつかここで書きます)、そうした共有スペースを参考にするのって、管理者と入居者のモラルや配慮がわかるので大切だなあと雪かきされずにスケートリンクと化したばっちいエントランスのマンションを見て思いました。




荻原明(おぎわらあきら)


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