空気は吸うのではなく入ってくるもの

国語的に言えば空気は「吸う」ものです。確かに意思を持って体内に空気を取り込む場合は「吸う」でも良いのかもしれません。


ただ、呼吸の仕組みを理解する際にはこの「吸う」という動詞が邪魔になる場合があります。


管楽器を演奏する人の中でも、呼吸がどのような仕組みで行われているか明確に理解できていない場合が多いように感じます。しかし、管楽器にとって呼吸は演奏の原点とも言えるべきところ。正しい仕組みを知っていて損はありません。


まず覚えておきたいのは呼吸は力によって吸い込むのではなく、横隔膜や肋間筋が収縮する(働くこと)によって「入ってくる」ことを知りましょう。


あと、もうひとつ。


管楽器を演奏する際に必要なのは「空気の圧力」であり、呼吸の目的は「体内(血液中)に酸素などの空気中の成分を取り込むことと、不要になった二酸化炭素などを体外に排出すること」である点。


そんな感じの話を、現在隔週土曜日に更新しておりますブログ「ラッパの吹き方:Re」に以前書きました。こちらの記事を参考に呼吸についての理解をぜひ深めてください。


以下のリンクから記事をご覧いただけます。

荻原明(おぎわらあきら)

0コメント

  • 1000 / 1000