MD、という時代

やっぱり僕はそれなりに歳をとっているし、

若い頃のことを思い出すと楽しくてしょうがないんだなあ、なんて


そんなことを思ってしまうのは、このブログにCDのことカセットテープのことを書いてみてわかりました。


書き始めたら止まらない。


若い人たちから怪訝な視線を向けられても(卑屈的妄想)、

若い人たちが話題についてこられなくても、



そんなことより書きたい。書かせてもらいたい。



バブルの時代!



って言っても公務員の両親の家庭ではバブルの影響など蚊帳の外。ただただ平穏に過ごしていただけでした。


そのバブルがおかしくなってきて、僕が大学生の頃に山一證券が倒産。バブルもはじけて急激に貧乏ムード全開な日本になったわけですが、その頃はさすがにカセットテープが廃れてきていました。廃れるのは新しいのが流通してきたからで、それが何かと言うと


MD!



(若い人がこのブログから去っていってももう気にしないぞ)



ミニディスク。書き込みができる小さなCDといった感じです。


カセットはすぐに劣化してしまうし、最悪テープが切れてしまうといった不安要素をMDは払拭してくれました。

そしてコンパクト。音質が良い。


MDは純粋にCDからダビングをして聴くだけではなく、我々音大生にとっては非常に重宝する機材でした。


自分(たち)の演奏を気軽に高音質で録音できるからです。


なので、ポータブルな録音可能なMDデッキをみんなが持っていました。

僕が持っていたのはこれ。

出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B00JIIV0MC/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_84pEAbK6JAYAW



懐かしい。

これに安めの録音用マイクを接続して、ソロの試験前のピアノ合わせや、本番を録音していました。



しかしMDは存在が中途半端だったのでしょうか、MDとして音源を販売することもほとんどなく、結局はカセットテープの代用的存在だったために、結構早く消滅してしまいました。


今も手元にMDがあるのですが、再生する機材がやっぱりありません。

(「カラオケは、あるけれど、かける機械は見たこたぁねぇ!(吉幾三)」って感じ?)


いったい何が入ってるのか。


多分音大生の頃に撮りまくったロクデモナイ僕のソロ練習録音だと思います。

恥ずかしいから聴けなくなってよかったかもしれない。




3回目でやっと全部書いた。すっきりした。






荻原明(おぎわらあきら)





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