トランペットとスポーツの体の使い方の異なる点

スポーツの多くは人間が生活する上で使っている筋力などを超えた部分を要求されることが多いです。「歩く」のではなく「走る」とか、非常に重いものを持ち上げるとか。

ですからそれぞれのスポーツ特有の筋力が発達することになるわけですが、では、トランペットはどうなのでしょう。


トランペットは僕は「日常生活の範囲で演奏可能」と考えています。もちろん、日常では行わないことも少しはありますが、例えば腹筋だとか、舌や口周辺の動きだとか、そういったものはこれまで生活してきた中で絶対に一度はしたことのある動きや力加減である、と思っています。


例えば、誕生日ケーキのロウソクの火を吹き消す動作でアパチュアは作っているわけだし、その時の腹筋程度で音は出ますし、パソコンのキーボードをカチャカチャ叩いているレベルでピストンのアクションは十分だと思いますし、「戦い」と発音した舌の動きはトリプルタンギングととても似ています。


ですから、トランペットを演奏する際に、自分の限界を超えるような腹筋や空気圧を用意すること、口周辺をがむしゃらに固めて演奏する必要などないのです。


そんな話をだいぶ前に「ラッパの吹き方:Re」という、現在隔週土曜日に更新しているブログに書きました。


今過去の記事の掘り起こし作業をしております。よろしければご覧くださいませ。

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