僕が音大生だった時、確か「合奏」という名前の授業だったと思いますが、1,2年生が履修する室内楽の授業がありました。
当時、この授業の最初に必ずやっていた「全調ロングトーン」というのがありまして、その名の通り全ての調を一回も休まず(これが問題)、一周するまで吹き続けるというものがありました。1音につきゆっくりのテンポで8拍くらい伸ばしていたのではないかと思います。
これが辛くて、だから覚えているのですが、当時から「これ何の意味があるんだろう」と思いながらやっていました。
ロングトーンを実践している吹奏楽部はとても多いと思います。方法や内容は様々だと思いますが、ここまで多くの人が行っているものですから、きっとその重要性は高いのだろう、と推測はできます。
では、ロングトーンって何なのでしょうか。目的が明確になれば、どのように、何を、どうするかも見えてくるし、わけもわからず延々とつまらない音の伸ばしを「させられる」のも回避できると思うのです。
現在隔週土曜日に更新している「ラッパの吹き方:Re」というブログがあります。ブログの形式なので、どうしても過去の記事が埋もれてしまいます。そこで、この場で掘り返し作業をしているところでして、今回は「ロングトーン」の記事のご紹介をさせていただきました。
ぜひご覧ください!
荻原明(おぎわらあきら)
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