ポストに入ってた不動産物件のチラシ。
どんだけお金かけてるんだ!といった新築マンション広告がある一方で、このようなズサンな紙切れも未だ多い。
この写真のクオリティを見て、果たして「素敵なおうち!今度の週末、見学だけでも行ってみよう!」と思う人が果たして何人いるのだろうか。
もう和室に至っては何がどうなっているのかもわからない。
コンビニのコピーも1万円切るような安い家庭用プリンタもそれなりのクオリティで出力できるこのご時世に、ここまで劣化した印刷をするほうがむしろハードルが高く、どうやってるのか聞きたいくらいです。
ましてやこれが何千万円もする物件のチラシですからね。
先日ドラえもんの映画を見た記事にも書きましたが、伝える側って、何をどんな風に伝えたいのか、理解してもらいたいのか、こんな方法をとったら相手がどんな印象を持つのか、そういった意識や考えがクリエイティブな側面のクオリティを高めていくと思うのです。
それがたとえランダムに家庭ポストへ投函するようなこうした簡易的なチラシであっても、できるだけお客さんの目に留まり、商品に興味を持ってもらわなければならないのに、これでは印象を悪くする一方ではないか、と。
デザインも広告も音楽も、相手に自分の意図していることを伝えられる努力を惜しんではいけませんんね。
荻原明(おぎわらあきら)
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