音楽コンクール作曲部門

上の記事が見られないかもしれないので引用しておきますと、


"日本音楽コンクール 作曲部門を大改革 純粋な譜面審査に"
日本の音楽史を飾る多くの作曲家を輩出してきた日本音楽コンクールの作曲部門の審査・選出方法が今年の第87回から大きく変わる。このほど開かれた日本音楽コンクール運営委員会で決定された。

 改革の最も大きなポイントは、本選における審査を、これまでの譜面審査と公開演奏による審査から、純粋な譜面審査に変更することである。従来、作曲部門は、譜面第1審査、譜面第2審査を経て選ばれた本選出場作品を、外部の演奏家や演奏団体が本選で演奏し、それを審査して受賞作を決めてきた。今年からは、演奏がなくなり、本選も譜面審査によって行われる。譜面を徹底的に精査して受賞作を決めることで、純粋に作曲上の音楽的要素のみが審査されることになる。  


作曲部門は譜面で審査するということみたいです。


読み進めていくと確かに納得できることもあるのですが、最後に書いてあるこの一文が疑問。


この改革に至った経緯には、経費的な要因もある。作曲部門の本選に残った作品を全曲演奏すると、指揮者、オーケストラや演奏団体の起用、パート譜の作成等、膨大な費用がかかる。


なんだそれ。


日本を代表するコンクールのひとつが、「金ないから」が理由のひとつになるのは本当に嘆かわしい。オーケストラや演奏団体、楽譜の作成をすることで音楽文化発展の起因ひとつになるであろうに、それを無くしてしまうとは。


先日、東京オリンピックのマスコットが決定したときにもそんな話題が出てきましたよね。


本当にそう思う。


インフラとか整備するものに関しては何千万、何億というお金をバラまくのに、イラストデザインの報酬が100万円で終わりって、本当にもったいない。

お金が動かなければ、デザイナーさんが生きていけなくなるから、文化的な面での発展も鈍くなってしまう。


結局そういった考え方とか知識とか意思は上の人は持っていないんだなあと、日本は文化について本当に遅れているなあと思います。



同じようなことで他にも思うことがあるので明日書きます。





荻原明(おぎわらあきら)

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