吹奏楽コンクールが落ち着いて、きっと今は学校行事や演奏会などの練習をされているところが多いと思います。それに並行してアンサンブルに取り掛かっている団体も多いのではないでしょうか。
アンサンブルは年間行事のひとつ、という位置づけ感が強いので、どうしても時期が限定されてしまうのは仕方がないのかもしれません。が、アンサンブルは合奏の基本ですので、一年中何かしらやっているほうが本当は良いです。だからと言って別に金管8重奏や10重奏の難しい曲にチャレンジする必要などなく、ちょっと時間がある時に10分程度トランペット2重奏をしてみるだけでもアンサンブル力は確実に付きます。
では、「アンサンブル力」とは何でしょうか。
アンサンブルと合奏の最も違う点は指揮者の存在です。部活動では顕著でしょうが、指揮者=指導者であり、作品を作っていったり、楽譜と演奏が違っているところや改善点を指摘したりと、指揮者(指導者)の役割がとても大きいと思うのですが、その人がいないのですから、奏者自身で全部やりくりすることになるのです。
また、一人で好き勝手に演奏できるわけではありませんから、自分のイメージも主張するけれど、相手のイメージも尊重したりと、演奏中に共演者の演奏を感じようとする強さが必要になります。
現在、隔週土曜日に更新しているブログ「ラッパの吹き方:Re」。ブログの特性上どうしても過去の記事が埋もれてしまうので、掘り起こし作業をしております。今回は「アンサンブル1(アンサンブルって何だろう)」の記事をご紹介します。
今まさにアンサンブルに取り掛かっている方、アンサンブルコンテストに出場する方、合奏で同じパート、金管セクションの演奏クオリティをもっと上げたいと思う方はぜひご覧ください!
荻原明(おぎわらあきら)
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