毎朝7:30に「 #今朝の一言_ラッパの吹き方 」というハッシュダグでTwitter、Facebook上にトランペットのこととか音楽のことを投稿しております。
先日はこんなこと投稿しました。
[主管を伸ばしすぎると]
— 荻原明(Ogiwara,AKIRA) (@ogiwara_a) October 19, 2022
その楽器の元から持っているバランスと違う状態になってしまうと考えてください。主管をものすごい抜かないとピッチが安定しない場合、それは奏者の吹き方が問題であると考えたほうが妥当です。#今朝の一言_ラッパの吹き方
そもそも、トランペットを設計する上で主管をめちゃくちゃ伸ばすことを前提としているとは到底考えられませんよね。だったら最初からそれだけ長く作っているはずですから。そう考えると見えてくると思います。
チューニングをする際のB音やA音だけを特定して強引に整えても、それは一時的にその音だけがチューナー的に合っていたにすぎません。もし主管を1cm抜いた状態で半音くらい高かった場合、それはすでに楽器の問題ではなく、100%人間側がハイピッチを鳴らすセッティングや条件を生み出していると考えるべきです。
しかも、主管を抜きすぎると楽器全体のバランスがおかしくなって、高音域ではもっと高く、低音域ではものすごく低いピッチになるなど、不安定感の振り幅が大きくなる可能性が高いです。より演奏がリスキーになるわけです。
めちゃくちゃピッチが高い場合、簡単に言えば体のどこかで必要以上な空気圧の高圧状態を作り出しているわけです。それがどこなのか、どうすればよいのか、そのあたりが安定すれば、主管は少し抜くくらいでちょうどよくなります。
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荻原明(おぎわらあきら)
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