公開レッスンという形式はまだやったことがありません。
吹奏楽団のトランペットパートの方がひとりずつ順番に個人レッスンを受けて、ほかの方はそれを見学するという形の出張レッスンは以前行ったことがあります。
こちらがそのときの風景。
(内容によるかもしれませんが)いわゆるパート練習と呼ばれる全員で一斉に吹いたり話を聞いたりする形よりも、ずっと有効だと感じました。
音大生のときは、著名な音楽家が大学に来て学生の代表者が数名レッスンを受ける公開レッスンをホールの客席で聴講することがたくさんありました。
自分がレッスンを受ける側だったことも数回あります。
あれ、結構勉強になるんですよね。
その公開レッスン、自分も(レッスンする側で)できないかな、と結構前から思ってます。
トランペットを吹いている方って、レッスン受けたい!→受けに行こう!とすぐ行動できる勢いのある方もいらっしゃいますが、
「自分はまだまだそんな...」とか(上手くなったらレッスン受ける系)
「自分の演奏を聴かれるの緊張する」とか
「怒られたらどうしよう」
「厳しかったらどうしよう」
「笑われたらどうしよう」
「やたら勧誘されたら面倒だな」
「楽器買わされたら嫌だな」
「布団セットとか謎の壺を100万円で買わないと返してくれなかったら怖い」
とか考え始め、なかなか重い腰が上がらない方のほうが圧倒的に多いと思うんです。
実際のところ、少なくとも僕のレッスンでは上記のことは全部ないのですが(「緊張する」は個人差はあれど、最初はしかたないかも)。
個人レッスンってやはりハードルが高いですよね。特に最初。
それが継続して行うレッスン契約ではなく、単発だったとしてもやはり同じでしょう。
だから、2,3年前に講習会という形式でいろいろお伝えする機会を設け、これはこれで続けていければいいなと思っているのですが、
公開レッスンってもっと意義があるのではないか、と思うのです。
数名受講生を募り、聴講する方を募集し、テーマ...例えばウォームアップ、ハイノート、基礎技術、曲作りなどを決めてどんな考え方、どんな進め方で練習をしていくと良いかをリアルタイムで経験する。
こんな企画を実行したら参加してくださる方、いらっしゃいますかね?
荻原明(おぎわらあきら)
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