聞いていない人

若干偏見なのかもしれませんが、経験したことなので。


この記事で思い出したのですが、吹奏楽部のパート練習などで曲練習を見たときに、


「そこ、もっとスタッカートで吹いてみて」


と言ったら、


「...スタッカートで吹いてます」


という返答が。



いや、それは違うと思うんですよ。


自分がどう感じ、どれだけ頑張って表現していようが、相手に伝わらなければそれはやっていないのと同じだと思うのです。


だから第三者から「スタッカートで吹いて」と指摘されたら、「(この方法では/このレベルの表現力では)相手に伝わっていないのか!」と気づく必要があります。


音楽に限らず芸術や相手に何かを伝えるために表現をする人は、自己満足にならずに、常に客観的に自分を見ている側面が必要です。



これを書いていてふと思い出したのですが、やはり若い音楽家に多いなと感じることがひとつありまして、偏見かもしれませんが…



楽譜と違う音を何度も出しているので、きっと勘違いしているのだろうと思い、


「この音、楽譜と違うよ」


と伝えると、僕が言い終わるか終わらないかの超速な「わかりました!」と言う返答。なんだその居酒屋の「よろこんで!」みたいな返事は。


どうでもいいですが、居酒屋の「よろこんで!」って真顔で怒鳴るのなんとかなりませんかね。喜べ、と。


…で、やっぱりまた同じミスをするので、


「さっきのところ...」「大丈夫です!(満面の笑み)」


うわあ、今度は完全にかぶった。遮ったのか?



で、結局ミスる。




これ、完全に聞き流されてますよね。




これ、一回じゃないんですよ。違う人で違う場面で3回あったんです。



自分にものすごい自信があるのか、

緊張していて上の空すぎるのか、

それとも...。






荻原明(おぎわらあきら)




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