すいません、また勝手に取り上げさせていただきます。
某コンクールで某審査員氏が某団体に対して「動きが気持ち悪い」と書いているのを見たことがあるが拍手を送りたい。かなりの審査員たちがいろんな団体にこれ書くの我慢してるんじゃないかな?。
— 山下篤/小澤篤 (@Red_Tuxedo) May 17, 2018
これ、吹奏楽はもちろんですが、小学校の金管バンドクラブとか、あと合唱でも同じこと言えます。これ書くと何か言われそうですが、北朝鮮の子どもたちが超絶技巧でドラム叩いてたりするあれも同じですね。
なぜ演奏中のうごきが「気持ち悪い」のか。
それは当然、
「音楽から生まれたうごきではないから」
「故意にうごこうとしているから」
「うごきかたについて教えた人がいるから」
です。
演奏しているときのからだのうごきは、原則として自然に生まれたものであるべきです。
例えば、野球のピッチャーの投球フォーム。いくつかの投げ方がありますが、みんなほとんど同じ動きですよね。
バレーボールでスパイクを打つときの動きやからだの形、あれも世界的に同じです。
あの動きは、(現時点での)ベストな結果を求めていった先にあるうごきの完成形です。あのうごきから生まれる投球が(現時点で)一番安定し、スピードが出るからです。
あのうごきから生まれるスパイクが一番打撃力が強く、狙った方向へ打てるからです。
自転車を運転していて、スピードを上げようと思ったら、前かがみになりますよね。そのほうがペダルを踏み込めるからです。のけぞってしまうとスピードを上げることが困難です。不可能ではないのですが、それよりも良い方法があることを知っているので選択しなかったのです。
そうでしょ?
でも前かがみになったほうが自転車のスピードを上げられるって、誰かにレクチャー受けたのでしょうか。どこかで見たりして記憶にあるのかもしれませんが、やってみたらそれが一番良かったから採用して、そのうち無意識に使うようになったと思うのですが。
からだのうごきというのは、結果なんです。
今はスポーツを中心に解説しましたが、例えば心情を表すときにもそれはあります。嬉しいときは上を向くし、悲しいときは下を向く。一般的にそういうのがありますよね
音楽に対して本気で向き合っているとき、その作品に対して、自分の心情、そして楽器のコントロールが同時に影響したからだのうごきというのが人それぞれあるのです。
しかし複雑すぎてそんなもの統一できません。個人差もあるし、感情や心の状態などその人そのときによって全然違うのですから。
みんなの本当の心を表に表さず、指導者に統一された「心」「感情」の仮面を被らせる教育(音楽作り)をしているから、気持ち悪いんです。だから北朝鮮の子どもも挙げたんです。
戦後教育か!っつーの。
ということを言いたくなったので書きました。
勝手に取り上げて失礼しました。
荻原明(おぎわらあきら)
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