近所のネコの話

毎朝妻が出勤する途中にメールを送ってくれるようになりました。



いるときだけ。



そう。通勤路の同じところに毎朝ネコがいるのです。


勝手に「ホクロ」と名付けていますが、住宅地の朝、しかも大きめの通りなのに、なぜかここは人も車もほとんど通らない。だからこの子も安心して朝の日向ぼっこを楽しんでいるようです。


毎朝のことなのでおよそ同じ場所にいるようですが、いろんなシーンに遭遇しているようです。


なんだこのかっこう(笑)



あまりに羨ましいので、いつか実物を見たいと思っても、朝の特定の時間以外では出会えなくて、休みの日に探しにいっても一度も遭遇できませんでした。


でも先日、朝早く出かける日があったので、少し遠回りして妻の出勤路に付いていくことにしました。


そしたら!!

いた!!

やっと会えた!


多分ノラだとは思うのですが、いつも同じところにいて、この毛ツヤの良さや体格、人間を警戒していても様子を見て間合いを取ってるところなどから、多分だれかにご飯はもらっているのだろうと思います。


ムチムチしててかわいい。



で、調子にのって写真を撮りまくっていたら、何か視線を感じたのでその先を見てみると、

なんかいる!



...え?ネコだよねこの子。


...なんか独特。


マンガで魚盗んで猛ダッシュしているヤツじゃん。



毛づくろいしていなさそうだし、かなり痩せてるし、ホクロとはだいぶ雰囲気も違うけど、かなり近い距離にいる。


放浪の旅の途中、ホクロに出会ったのだろうか。そんなイメージを持ったので、この子のことを


「弟子」


と名付けました。




また様子を見に行こう。







荻原明(おぎわらあきら)

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