ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、毎週火曜日は「ラッパの吹き方:Re」と「ハイノート本」を別々の場所で交互に更新しております。
「ラッパの吹き方:Re」は、それまで9年間毎週更新し続けてきた「ラッパの吹き方」をリニューアルしたもので、トランペットに関すること、現在はもっぱら初心者の方が最も参考になるであろう扱い方や持ちから、メンテナンスのしかたや音の出し方などを書いています。
一方、「ハイノート本」は"note"というサービス上で、有料で公開しております。こちらは経験者の方が最も苦手としているハイノート=高音域を出すために必要な情報を徹底的に書いている専門的なブログです。
「ラッパの吹き方:Re」は一応何を書くかずっと決めていますが、内容が偏らないように多角的に更新をしているので、まだ当分は同じペースで淡々と書いていきますが、ハイノート本は最初から教本を出版するつもりで内容を決めて公開したので、きちんと終わりまでの流れを設定して書いています。
昨年2017年の10月に公開を開始し、今年中に終わる予定になっています。
すでに出版するための編集を始めていますが、内容が膨大すぎて若干萎えます。来春くらいには出版できるようにする予定です。頑張ります。
では"note"はもう使わないのか、と言うとそうではありません。
ハイノート本が終わったら間髪入れずに次に行きます。その名も、
「技術本」!
技術本と書いて「テクニック本」と読みます。
トランペットの演奏テクニックをあげるための様々な知識と実践方法に特化した内容にします。
レッスンをしていて感じることのひとつに「独学で練習している方は教本をあまり効率的に使えていない」という点です。
世の中に教則本は数多くあれど、どれを選んでいいかわからない。王道と言われる教本を買ったけど、使い方がわからない。どこから手をつけていいかわからない、というお話がとても多いのです。
そして結局、楽団で演奏することになった楽譜を渡されて、「ああ、このパッセージ難しい!」「ここは音がはずれちゃう!」とひたすらその曲の楽譜を繰り返し吹き続けることでなんとか本番までに間に合わせる。しかし次の本番の楽譜を手にするとまた「ああ、このパッセージが!」と。
これは基礎的なスキルによるものです。結局のところ教則本の目的のひとつとして「どんな要求をされても対応できる力」を持っていることです。
楽譜に書かれているものなど、ほとんどの場合はいくつかのパターンの組み合わせによるものです。ですから、それらのパターンを個別に練習しておくことで、様々な楽曲に対応できるスキルを身につけることができるわけで、そこで教則本の利用価値が出てくるということ。
しかし、その「パターン」を習得するためには、それらの知識や方法、結果的にどうなれば正解(のひとつ)となり得るかがわかっていないと、取り掛かることもできません。
そこで「教則本を使いこなすための教則本」を書こうじゃないか、と思い立ったわけでございます。
僕のオフィシャルサイト内に今後掲載していくインデックスを掲載しました。わかる方にはわかると思いますが、ここだけの話要するに「アーバン金管教本」を使いこなすために書きます。
アーバンってとりあえず持ってるけど使い方がわからない、という方がとても多く、生徒さんにはレッスンではきちんと使い方をお話し、実際に使用していますが、それを本にすれば有意義な練習ができる方が増えるのではないか、と思ったのがきっかけです。
ということで、もう少し先になりますが来年2019年1月より"note"にて「技術本」を始めます。ご覧いただければ幸いです。
荻原明(おぎわらあきら)
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