先日も特別レッスンを開催し、ありがたいことに多くの方にいらしていただきました。
そんな事実をブログで書いたりしていると、しばしば
「稼ぐねー」
と言われることがあります。どういうニュアンスが含まれているのかいまいちわかりませんが、
ええ、稼ぎますよ。
当然趣味やボランティアでやってるではありませんからね。
お金の話すると汚らしいとか、お金に関しては口に出すことじゃないって風潮がおかしいと思う。だってお金って必要なものでしょ?僕は欲しいですよ、お金。必要だから。
音楽のプロだ!と言うんだったら、音楽を手段にしてお金を稼げることが当然だし、それができなければプロではない。したがってお金と音楽は我々音楽のプロとして切っても切れない存在です。
ですから今までウチの音楽教室には存在しなかった「特別レッスン」という名の企画を立て、参加してくださる方を募集し、その方にレッスン料をいただくという発想を現実にしたわけです。これは自分のスキルを活かして「お金を稼ぐため」に動いた結果です。
ただし!
もちろんお金をいただくからにはそれなりのクオリティのある商品(レッスンの場合はその内容や結果)を提供することが絶対条件です。僕はそのレッスン料に見合った内容(もしくはそれ以上のもの)をたとえ特別レッスンという初対面の方に対しても的確な回答と実践例を提供できる自信があります。だから実施しているし、納得いただけてリピートしてくださる方もたくさんいらっしゃるわけです。
お金の話に戻ります。お金に繋がるであろうことを本当にいろいろしています。直接的にお金にならないことも、結果的に繋がるようにしているので、効率悪い面もありますがいまのところ全部大事なことです。
しかし正直言ってどれだけ努力しても同じ年代の一般的な働き方をされている方に比べると圧倒的に収入は少ないのが現状。ですから、もっと効率的になるよう動き、工夫しなければなりません。世間で言われている「音楽家は稼げない」を鵜呑みにしてイジイジしていてもしかたがない。
そんなときこのツイートを拝見しました。
「ピアニストはお金なくて当たり前」
— 白鳥さゆり (@sayuriiiiinu) November 3, 2018
こういう暗黙の了解みたいなものがクラシック業界にはあって。
結果、マーケティングもブランディングもほぼ皆無、お金を稼ぐ(=社会に価値提供する)ための努力余地がめちゃくちゃある。
これからどんどん仲間を募って、スタンダードを塗り変えようと思ってます。
自称音楽家が年々巷に溢れてきている今の時代、音楽家のお金の稼ぎ方の王道パターンである演奏オファーだけを待ち続けるだけではこの先どんどん先細りしていくのが見え見えなので、そこは今の時代だからこそできるいろいろなことを考え、実践していくバイタリティと行動力、そして素早さとクオリティの高さが大切だと思います。
僕はトランペットを演奏することは当然中心的存在ですし、大切だし楽しい。レッスンするのも楽しいです。でもそれだけではなくもっと新しい何かができないか模索して、形にしていく作業もとても楽しいのです。
音楽という存在を様々な角度から見て、音楽を楽しみ、そしてそれで生きていける=お金をしっかりと稼ぐ、そんな音楽家になりたいですね。
よって、今の悩みは時間が全然足りないことです。
荻原明(おぎわらあきら)
0コメント