講師をしているプレスト音楽教室では、春にソロの、秋にアンサンブルの発表会が開催されます。
諸事情によりここ数年出られなかったのですが、今年はスケジュール的に大丈夫そうなので...ただ、これまで数回トランペットアンサンブルで参加をしてきましたが、40名近くいらっしゃいる僕のトランペットクラスは他のクラスの生徒さんの顔ぶれと若干違います。
プレスト音楽教室は、どちらかと言えば「町の音楽教室」です。しかしトランペットクラスの生徒さんは、ご近所さんが圧倒的に少なく、電車に結構な時間乗って来てくださる方がとても多いのです。
それに加えてお仕事や勉強、部活動、一般楽団の練習合間を縫って忙しい中レッスンスケジュールを組まれている方ばかりなので(これはどののクラスの方も同じだとは思いますが)、正直言ってレッスン以上の予定を音楽教室に費やせる方が少ないようです。
したがって仮に参加してくださる方が数名いたとしても、練習日程を合わせるのが非常に難しい、というか多分全然合わなくて困ってしまう、ということが多々ありました。
で、今回どうしようかなと考えていたときに他の管楽器の先生と、管楽器全員で演奏したら楽しそうですね、という話が出て、なるほどそれならと思い企画したのが「管楽器合同合奏」です。
以前より「管弦楽器合同合奏」というステージはあり、これはその年の管楽器と弦楽器の参加者が一斉に集合して演奏するものでしたが、今回は初めて、これの管楽器版を行うことになりました。
アンサンブル発表会はどうしてもフルートならフルートだけ、サックスはサックスだけ、と言った同属アンサンブルが主で他の楽器と一緒に演奏できる機会が少ないので、様々な楽器がごちゃ混ぜになって一緒に演奏できたらより深い交流ができるのではといった期待も生まれます。
この企画は演奏クオリティを高めるというよりも、みんなで一緒に演奏できて楽しい!と思えることをテーマにしたいので個々のレベルは問わず、それぞれできる範囲で演奏してもらえればいいと考えています。
そこで、管楽器フレキシブル編成の楽譜を使うことにしました。
これだったら1つのパートをいくつもの楽器がユニゾンで担当すので、楽器の垣根を超えて協力し合えるし、誰かがレベル的に難しくて吹けない箇所があっても誰かがサポートしてくれるので安心です。
しかもそれぞれのパートには必ず1人以上の講師の先生にいてもらうようにするので、万が一生徒さん全員が落ちても(演奏ができない箇所があっても)演奏が止まることがありません。
言い出しっぺの責任者的存在にいつの間にかなっていたのですが、指揮もやることになったのでちゃんと譜読みします(9月になったら)。
荻原明(おぎわらあきら)
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