何かひとつのプロジェクトや目的があり、複数人でそれを実行する際、役割を決め、それぞれが得意とするものなどを担当することになります。そうしたグループにはリーダーを置くのが普通です。
リーダー。この言葉にどのような印象を持ちますか?偉い人?本当にそうでしょうか。
そもそも「偉い」って何でしょう。
僕はこの「偉い」という言葉を聞くとどうしても子どもが「オレはエラいんだぞおー!」と威張っている稚拙な印象を持ってしまいます。同じように年齢とか肩書きとか、そうしたもので自分の立ち位置を決めたがる人は、子どもと何らからわない脆いプライドのようなものを感じてしまうのです。
昭和の時代は、会社やさらにその中の部署という大変小さなコミュニティで先輩カゼを吹かせ、役職名で目下の人にパワーを振りかざす、なんてことが普通にあったみたいですが、もう今の時代はそんなことしてもうまくいくはずがありません。
リーダーというのは方向性を定め、みんなで結果へむかって効率的かつ確実に歩んでいけるようにするのが仕事であると考えています。別に偉いんじゃない。
だからましてや年齢が上だ下だ、クライアントかどうかなどというくだらないものなどが通用するはずもありません。そうしたカーストを当然だと思っている人たちはじきに滅ぶ運命でしょう。
ともかく、ちょっと最近(その件についてのみ)テンションだだ下がりで困ります。
プライドが高いからなのかわかりませんが、相手を尊重する気持ちがあれば、自分が「謝る」ときにはきちんと謝れる人間であってほしいし(幼稚園児かよ!)、当然人のせいになんてしてほしくない。チームというものは目線を合わせてそれぞれができることや得意とすることを率先して行い、協力し合って成功へ進んでいこうとする気持ちが何よりも大切だと思うのですが、僕は何か間違っているのでしょうか。
荻原明(おぎわらあきら)
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