東京音大のトランペット専攻生が中心となって行っているトランペットアンサンブル演奏会がいよいよ来週となりました。
ありがたいことに毎年大合奏の編曲をさせていただいておりまして、今回はチャイコフスキー作曲の弦楽四重奏曲第1番の第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」を書きました。
これまでローマの祭やらショスタコーヴィチの交響曲第5番(4楽章)など、大きな編成の作品を大勢の奏者が演奏するために編曲する、という形ばかりでしたから、今回のように原曲が基本、音4つしかない作品を何十人ものトランペットをはじめとした金管低音の大合奏で演奏するにはどうしたらいいのか...。
できるだけオリジナルに近いものにしたいというのもありまして(というか僕は作曲家ではないし、編曲と言ってもトランスクリプションをしているだけの単なるFinale使いなだけですから)、もはや音どうやって重ねると面白いか。それに尽きました。
その演奏を初めて聴かせていただきましたが、もはや弦楽四重奏の面影はなく、オルガンで演奏するコラールのような演奏になっていて、狙い通りで安心しました。
これが響きのある川口リリア音楽ホールで演奏されればとても綺麗なのでは、と楽しみです。
そして今回のメインプログラムは、同じくチャコフスキー作曲「交響曲第4番終楽章」です。
強烈なパワーみなぎる(東京音大らしい)演奏に思わずニヤリとしてしまいましたので、この練習風景を少し録画してSNSで聴いてもらおうとしたら、
ツイートしてから6時間くらいで再生回数1万回を超え、2日目にはなんと再生3万回超。なるほどバズるとはこういう感じなのか。いい体験をさせてもらいました。
【音量注意】ほとんど全部トランペットだけでチャイコフスキー。
— 荻原明(Ogiwara,AKIRA) (@ogiwara_a) August 16, 2019
東京音大トランペットアンサンブル。 pic.twitter.com/9ZZOYvjghd
ぜひ、このパワフルな演奏を会場でフルで聴いていただきたいと思ったのですが、公演1週間前にしてなんと前売り完売したとのこと。当日券は10枚程度ご用意できるそうです。よろしければぜひ。
荻原明(おぎわらあきら)
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