なかなか梅雨明けせず雨ぱかりでうんざりですが、昨日で東京音大吹奏楽アカデミーの(僕が参加する授業は)全部終わり、大学はそろそろ夏休みです。
自分が大学を卒業して以来「夏休み」という存在がなくてすっかり忘れていましたが、またこの感覚を思い出しました。とは言えレッスンもあるし、他の仕事もすべきこともあるわけで、生活はほとんど変わりません。
それにしても今年は新年度からコロナ騒動でテンテコマイでした。方針を考え、授業計画を考えてくださっている大学の職員の方や先生方、中橋先生をはじめとした吹奏楽アカデミーの中核になる先生方は本当に大変だったと思います。感謝です。
そして最も衝撃だったのが新一年生をはじめとした学生の皆さんだったと思います。本当だったら今月春学期の本番があったはずなのに、実際に集まって音を出す合奏はできていません。ZOOMでしか会っていない。
本当に辛い時期だと思うのですが、ただ考え方を変えると、このような状況下で音楽とどのように向き合い、音楽とどのように関わっていけるのかを考えているこの経験は絶対にこの先、様々なところで役に立つ強力なスキルとなるはずです。だってこんな音大生活、これまでの先輩は一度も体験したことないんですからね。
今できることを全力で取り組むしかありません。音楽理論を猛烈に学んでみたり、編曲をしてみたり、もちろん自分の専門楽器に真剣に向き合うことも。可能性はたくさんあると思います。
そして9月以降、コロナ騒動が落ち着いてくれて、みんなで顔を合わせて合奏ができることを願うばかりです。
ひとまず春学期お疲れ様でした。
荻原明(おぎわらあきら)
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