今年は本当に新型コロナウイルスで終わってしまう感じですね。
コロナに関しては人によって捉え方も考え方も置かれた状況も全然違うので何とも言えませんが、少なくとも世界中の人が自由に生活できなくなったのは言うまでもありません。
もちろん僕自身もそうでした。音楽教室が一時的に閉鎖されてレッスンができない状況になり、さてどうしたものか、という状況で、世間にグチっても、誰かに八つ当たりしてもどうしようもないですからやれることをやろうと考えてとにかく自分の練習は怠らないようにし、過ごしました。
僕は毎日楽器を吹いているほうがコンディションが安定します。コンディションが安定するとメンタルも安定するので、ここ10年以上楽器を吹かない日というのは数えるくらいしかありません。
世の中がコロナ一色になってきた頃、音楽業界では自身の演奏を録画して配信したり、個別に録画した動画を編集をしてまるでアンサンブルをしているかのような動画配信が多くなりましたが、僕自身は演奏動画の配信よりもオンラインでレッスンができる可能性に興味を持ちました。
そこで生徒さんたちに積極的に声をかけて少しではありましたが実施ができましたが、あまり活発なオンラインレッスンになれなかったのは「トランペットだから家で音が出せない」という点がネックに。なるほど確かに。
それならば家でもできるレッスンメニューを作ってしまおうとまとめたのが「超pp練習」です。
これは会話よりもテレビの音量よりも小さな音量しか出さないという条件を定め、音の出る原理からセッティング、負荷が少ないけれど意味のある練習メニューをじっくり確認していくレッスンです。
実はこれ、僕が毎日の最初に行っているウォームアップが元になっていて、コロナだから、家だからということは実は関係なく、トランペットの演奏は毎日毎回このメニューからスタートすることが安定した演奏につながるのです。だから当然これを実践された生徒さんの多くは、調子が安定したとか、吹きやすくなったという声が寄せられるようになって、ハイノートを安定して鳴らしたいと思っていた生徒さんは、この練習から派生したハイノートへの音域変化で High Bbまでたどり着きました。
そんなことですから、もっとこの練習方法を実践してくださる方が増えればいいと感じています。皆さん、年末年始のお時間がある時、一度オンラインレッスンを受けてみませんか?
お話しの通り、自宅でミュートなど付けずに意義のあるレッスンができます。帰省や外出も思うようにできない今回の年末年始、自宅で体験していただければと思っております。
詳細はこちらにございますので、お気軽にお申し込みください。
荻原明(おぎわらあきら)
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