来年1月からスタートします「トランペットアンサンブル講習会」。
これは、アンサンブルをする上で大切な基礎的な事柄を複数回のテーマに分けて行う実践的な講習会です。
第1回目のテーマはアインザッツ。アインザッツとは、ドイツ語の音の出だしを意味する言葉です。
吹奏楽やオーケストラでは、そのきっかけを指揮者が行いますが、指揮者のいないアンサンブルでは奏者がこの仕事も担うことになります。しかし、指揮者のいる合奏を中心に演奏活動をしてくると、出だしの合図を出すことやその具体的な方法がわからない、という場合が多いです。
実際に音楽教室の個人レッスンでは、僕と二重奏をすることが多いのですが、ほとんどの生徒さんは最初、合図の出し方がわからず、困っています。慣れてくれば大丈夫なのですが、ただ、4拍目から始まるアウフタクトの曲の場合、テンポが速い場合、様々な拍子、優しい雰囲気の音楽、元気な雰囲気の音楽など、曲によってアインザッツも変わっていき、その都度困惑している様子が伺えます。
そこでこの講習会では、様々な作品のアインザッツの出し方を実践して、どんな曲が来ても迷わないスキルを身につけていただきます。
また、アインザッツは指揮者のいないアンサンブルのみ使われるものではなく、実は大勢で演奏している時にもパートやセクションなどでその都度使われている技術でもあります。したがって、このスキルを身につけると、吹奏楽やオーケストラでのタイミング、いわゆる「縦の線」を合わせられることにもつながっていきます。
定員は先着で4名。開催日は今月22日前後に公表し、募集も同時に開始します。ということでぜひご参加いただければと思います。
アンサンブル講習会の詳細はこちらをご覧ください。
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