レッスンに対する考え方(一般の方の場合)

音楽のレッスンと言っても講師によってその内容や進め方はまるで違うものだと思います。

それぞれの講師が最も良いと思う方法でレッスンを行うため、生徒さんとの相性も大きく関係します。


ただ、僕が思うに相性というのは講師が一方的に主張する場合と生徒さんの求めているものを汲み取っていくのとでは大きく変わるものだと思うのです。ですから僕の場合、初回のレッスンではいろいろ質問させてもらいます。どんなレッスンが良いか、トランペットでどんな曲が吹いてみたいか、どんな音楽をよく聴くか、好きな曲などいろいろ。


例えばポップス作品をたくさん演奏したいと思っているのに、講師がクラシック音楽ばかり演奏させるとか、所属先の吹奏楽団の曲をレッスンで見てほしいのに一方的に教則本ばかりやるとか、それじゃあダメだと思うのです。


[レッスンは知識を得る場]

僕はレッスンというものは原則として「知識を得る場」と考えていて、今まで知らなかった方法や理論などを得たり、自身のクセなどを知ったり、どんな練習をすれば短時間で上達できるかをレクチャーすることがメインだと考えます。

ですので、本当に上達しようと考えるならば、その手に入れたたくさんの知識を消化する場、個人練習の時間を自主的に設ける必要があります。


ただ、これはあくまでも理想です。実際は、お仕事や勉強があって平日はトランペットを吹く時間を確保するのはとても難しいはずです。ですから、レッスンからレッスンの間、一度も楽器に触れることができなかった、というのもアリだと思っています。もしそうであるなら、前回のおさらいをして、レッスンの時間に少しでも得るものがあった、上達する兆しを見た、という経験をしてもらえるようにしますし、今ある実力で演奏できる曲にチャレンジして楽しむことのほうが大切だと考えます。


レッスンは、生徒さんが目指したいこと、やりたいことを実現できるよう講師が提案、サポートしていく形が理想だと思います。ですので、なんでもどんどん質問や提案をしていただけると嬉しいです。


以下のリンクは講師をしているプレスト音楽教室(東京都文京区/丸ノ内線茗荷谷駅)トランペットクラスのページです。よろしければご覧ください。教室では随時無料体験レッスンを募集しております。初心者の方も教室備品のトランペットがありますのでお気軽にいらしてください。


荻原明(おぎわらあきら)

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