昨日は音楽教室で不定期に開催している「特別レッスン」の日でした。
講師をしているプレスト音楽教室のホームページを見ても、特別レッスンという形をとっているのはトランペットクラスだけです。
以前より講習会だ何だと教室では好き放題やらせてもらっていますが、ブログ「ラッパの吹き方」を長年続けているおかげでたくさんの方に存在を認知していただけているようで、こうなるとやはり直接レッスンでも伝えていきたいという気持ちが強くなったわけです。
しかし音楽教室って定期的に通わなければならないし、入会金を払ったりなんだかんだと考えると腰がどんどん重くなっていく方、たくさんいらっしゃいますよね。
仕事や勉強と両立できるかもわからないし、だったらネットでブログ読んでるだけでいいか、となるのもよくわかります。
でも、もっと気軽にタイミングさえ合えば一回くらい気になってること聞いてみたいな、あわよくばそれでレベルアップできたらラッキーだな、とも同時に思っている方は多いと感じていました。
そこで、土日祝日でスケジュールが調整できたときに限り不定期で特別レッスンと題した教室の生徒さん以外が単発で受講できる機会を設けようと考え、これまで複数回突発的に行っていました。
こんなバナーで告知しています。いろんなところで。
やはり思った通り、タイミングがあってレッスン代だけだったらいいかな、と考えていただける方はたくさんいらっしゃり、昨日も5名の方が教室までいらっしゃいました。
単発レッスンでできることは本当に限られていて、半分以上は情報の提供になってしまいます。
よくあるどんどん吹いてそれに対して「もっとこう吹いてみて!さあもう一度!」とフィードバックをもらうベルトコンベア式レッスン形式では、その場の「吹いた」満足度で埋めてしまい、本来の目的である「(知識や技術やその方法を)身につける」レッスンではなくなってしまいます。
この方法であるなら他のトランペット奏者や講師をしている人、ヘタするとアマチュアの方でも誰でもできてしまいます。
だって、思いついたこと言えばいいんでしょ?「音程悪いよ!」とか「たくさん息吸って!(意味不明)」「もっと楽器に息入れて!(←意味不明)」「集中!(もっと意味不明)」とか。
それは本当にレッスンなのか?でもこういうレッスンとっても多い。
だからこれでは何の特色もなく、荻原明としてのレッスン価値はありません。
これまでに特別レッスンにいらした方の中には、そういった「吹きまくること」を求めていらっしゃる様子が見え隠れするときも度々あり、期待はずれで申し訳ないなとは思うのですが、きっとそれって、「トランペットの練習をする」とか「トランペットを教えてもらう」「トランペットが上手になる」「トランペット技術をあげる」=「たくさん吹く」の構図ができあがってしまったからだと思うのです。
何度も何度も吹きまくって、いつの間にか習得できた(しかしなぜできるようになったか理由は不明)といった練習は確かに成長する可能性はありますが、あまりにも原始的で非効率的です。
ですから、僕のレッスンでは、すべてにおいて「理由」「原因」「仕組み」「方法」「考え方」「研究」「練習」「フィードバック」の流れを組みます。
したがって説明することも確認することも多いので、場合によっては楽器を吹く時間が少なくなるレッスンなのですが、正しい情報と知識、実践方法を身につけることができ、それを自分の力でアウトプットできれば、あとは個人練習でいくらでも研究し、身につけられると思っているので、単発レッスンの多くはそういったレッスンになります。
簡単に言えば「コツ」を知るレッスンをしてるんです。
そんなことで今までの管楽器レッスンとはちょっと違う感じを持つかもしれませんが、一度受けてみる価値はあると自負しています。
年末の12月28、29、30日にまた特別レッスンすることにしました!
お仕事や勉強から解放されるこの時期に大好きなトランペットのレベルアップをしましょう!もう募集開始していますので、よかったらぜひいらしてください。
荻原明(おぎわらあきら)
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