「ハッキリしたタンギングで」と言われただけでできるなら解説動画は必要ないと思うのです。

6月の11日、18日、25日の土曜日、それぞれ18:00からYouTubeにて「吹奏楽コンクール課題曲トランペットパート解説」のライブ配信を行います!


YouTubeで吹奏楽コンクール課題曲を検索すると出てくるわ出てくるわ、参考音源や1人で3パート多重録音している動画や、解説動画。とにかくすごい量。


みなさん素晴らしい演奏だなと思って拝見していますが、ひとつ気になっているのは、解説動画などを見ていると「ここは〇〇なので注意しましょう」とか「この部分はまわりと良く合わせましょう」とか、とても抽象的であること。注意するとか、合わせましょうっていう言葉を聞いてみなさん納得しますか?「え?で、どうすればいいの?」と思いませんか?

動画だけでなく指導現場でもこういうのがよくあるんですが、一番肝心な「それを実現するために具体的にどのような取り組みをすればよいのか」を伝えることが重要ではないかと思うのです。


「その部分はハッキリしたタンギングで演奏しましょう」と言われて、「よし、ハッキリしたタンギングするぞ!」で解決してたら世話ないのです。多くの場合、ハッキリしたタンギングをしたいのだけれど、どうやればいいかわからないので結果的にできなくて困ってるのではないでしょうか。

「この部分はバンドの中でトランペットが先導していく場面です」って言われても「よし、先導した意識を持つぞ!」、これではただの伝言ゲームです。知りたいのは、アンサンブルにおいてトランペットが一歩前に出てくるためにどのような演奏をすることが大切なのか、ポイントとなる具体的な方法やヒントが欲しいですよね。


なので、僕は解説動画で一番足りていないその部分が補填できるような配信をしようと思っています。そうすれば山のようにある課題曲動画の中でも、ちょっとは需要があるでしょう。

初回は6月11日(土)18:00より、課題曲Ⅴ「憂いの記憶 -吹奏楽のための/前田保」について。YouTubeにてお待ちしております!



荻原明(おぎわらあきら)

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