エリック・ミヤシロ氏来校

テレビや映画、ポップスの音源から聴こえてくるトランペットの半分はこの方が演奏しているのではないか、というくらい様々なシーンで素晴らしいトランペットの演奏をされているエリック・ミヤシロ氏が東京音大吹奏楽アカデミーの授業、バンドディレクションに講師としていらしてくださいました!


「このトランペットの音はエリック宮城さんという方なのか」と認識したのは多分僕が中学生の時に聴いたニューサウンズインブラスだったと思います。失礼ながら当時は「エリックミヤギ」さんだと思ってました。あるあるです。すいません。


その後に猛烈にインパクトのあったのが、ドラマ「古畑任三郎」のオープニングです。かっこよすぎてCDを買いましたが、その演奏がエリックさんで、強烈なシェイクと高密度な音に驚き、何度も聴いたのを覚えています。


そんなスーパートランペッターが大学に来てくださるということで緊張していましたが、教員室でご挨拶した際、非常に穏やかにお話してくださり、なんだか安心しました。


授業では、昨年度の修了演奏会で演奏したジャズとラテンの作品を教材に、様々なアドバイスをしてくださいました。とても嬉しかったのは、エリックさんの話されている音楽観と同じ考えがとても多かったことです。

また、シェイクやプランジャーミュートの奏法や、音楽を作る上での演奏場のポイントも、あまりにも素晴らしい説得力のある実演に衝撃を受けました。


連日のツアーやライブで大変お疲れのご様子でしたが、最後に「宝島」を一緒に演奏して欲しい、というわがままにも答えてくださるなど、3時間弱の密度の高い講義や演奏に感銘を受けました。たくさんの写真撮影にも快くお受けしていただき、ちゃっかり僕も撮影させていただきました。


本当にありがとうございました。


バンドディレクションという授業では、今年度だけでも石津谷先生や甘粕先生など吹奏楽指導者の先生をはじめとして、オザワ部長やミュージックエイトの本澤なおゆき氏などライターさん、出版関係の方など幅広く吹奏楽に関わる方にゲスト講師としていらしてくださり、学生だけでなく僕自身も毎回刺激的な体験をさせていただいています。


学生のみなさんにはこのような素晴らしい方々のお仕事や実績、考え方などにたくさんの影響を受けていってほしいと思います。



荻原明(おぎわらあきら)



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