池袋から10分ほど歩くと雑司が谷というところへたどり着きます。
都電荒川線しかなかった頃に比べれば、副都心線の雑司が谷駅ができたことで知名度も少し上がったかもしれません。とはいえ、何かあるかと聞かれても、夏目漱石も眠る雑司が谷霊園くらいしか思い浮かびません。
雑司が谷はその巨大な霊園と歴史的に関係があるのかわかりませんが、お寺や鬼子母神があって、静かで自然が多い土地です。
そしてこんな街の中に母校の東京音楽大学があります。
ほんの5分も歩けば池袋の繁華街へ出られるのに、ここはとても落ち着いていて、とても好きでした。
この場所に来ると必ず思い出すのは、学生だった当時によく行っていた「大観」という中華料理屋さんです。残念ながら今はもうありませんが、このお店、2階に大きな座敷があったので、新入生歓迎会や追いコンなどのイベントで必ず使っていました。
今となっては到底不可能な、新入生歓迎会で新入生が酒で潰されるということもこのお店で何度となく...。
まあ、それはそれで結構楽しかったんですけどね。
今度の水曜日に東京音大のトランペット専攻生による学外公演があり、今年も編曲をさせてもらった関係で久しぶりに大学へおじゃましたのでこんな記事書きました。
お時間ありましたらぜひコンサート、聴きにいらしてください。
荻原明(おぎわらあきら)
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