昨日12月2日(日)にプレスト音楽教室にて「トランペット講習会」を開催しました。
2年前と3年前に講習会をたくさん開催したそれらの経験と反省で、今回は思い切って
「受講される方が楽器を一切吹かない講習会」
にしてみました。音楽の講習会なのに楽器持参しなくていい、ってなんだそれ、って感じなのですが、中途半端に楽器を吹いてしまっても、しかもそれが大勢だとアドバイスしにくいし、仮にひとりずつ演奏してもらうと個人レッスンになってしまい時間がいくらあっても足りません。
それ以上に個人レッスンを受けるには結構な勇気がいる方も大勢いらっしゃるというという点です。面識がある先生に習うのであればそれほどでもないかもしれませんが、会ったことがない(でもネット上ではよく見る僕みたいな人間の)特別レッスンを受けるって不安なことがとても多いはずです。
だったらいっそのこと楽器は一切吹かずに、僕が喋り倒しているのを聞いて、そこから練習材料や知識を得てもらえばいいんじゃないかと考えて今回初めてこうした企画を立ち上げてみました。
内容としては、トランペットを演奏する上で最も重要な基礎的な内容、具体的には、楽器の持ち方、音の出る原理とそのセッティング方法、呼吸に関して。そしてそれらを合体させて実践したいウォームアップについて。
この一連の流れを90分ノンストップで喋りまくりました。
参加された方の中には、あっという間だったとおっしゃってくださる方もいて、飽きさせてしまうようなことにはならなかったのかな、と少し安堵しています。
この講習会がきっかけでトランペットの練習意識が変わったり、演奏が楽しくなったり、レベルが上がってくれたら嬉しいです。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
そして!
同じスタイルの講習会を今年度もう一回開催します。次回はより音楽的なお話になりますが、すべての演奏をされる方にとって参考になる内容です。
具体的には、
美しい音色とヴィブラート
音色はどこで決まるのか(音のツボについて)
ヴィブラートのかけかたと練習方法、場面別の演奏例
「歌う」ということについて
「楽譜を読む」って何?
「音程を感じる」とは
「フレーズ感」とは
指揮者や指導者からのアドバイスの受け取り方
練習、研究、実験
こんな感じ。
きちんと楽譜通りに演奏しているのに、いまいち魅力を感じないとか、何が「上手だな」と感じさせているのかを具体的に解説します。
まだ先のことですので、内容を精査して若干変更する可能性もありますが、大枠はこれで行きます。ぜひご期待ください。
詳細はプレスト音楽教室特設ページに掲載し、そちらからお申し込みができるようにします。
開催日は2019年3月9日(土)18:00-19:30(開場17:30)
プレスト音楽教室サテライトスタジオ(本館とは別の建物です)
スタジオサイズの関係で定員13名とさせていただきます。
その他詳細はプレスト音楽教室特設ページをご覧ください。
荻原明(おぎわらあきら)
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